こんにちは、そんあじです。昨今は韓国に興味があって何とかしてでも韓国人と知り合って話してみたい、交流したい、韓国語を習得したいと思っている方も多いです。
そこで注意してほしいのは「日韓交流」「言語交換」「韓国語レッスン」を名乗っており、韓国に興味があって近づいてきた人に、のちのち宗教勧誘をしてくる団体や人です。
◎韓国は宗教が盛ん
韓国は日本よりはるかに宗教が盛んです。教会等もあちこちにあります。信仰は自由ですが、
ここで批判したいのは「カルト宗教」と呼ばれる宗教のことです。
韓国にはキリスト教系のカルト宗教団体が多くあります。十字を飾る、聖書を使うなどとキリスト教のように見え、おそらくベースはキリスト教なのでしょうが、実際の教えは教祖個人の考えを信仰するようなものです。
日本でも〇教をベースとしながらも、実際は教祖を崇めるような宗教があるのでイメージが付くかもです。
◎韓国系カルト宗教集団たちは日本でも勧誘を盛んにしている
韓国のカルトと言って日本人が思いつくような団体にもいくつかあります。
日本でも特に「韓国に興味のある日本人」がターゲットにしているような気がします。
韓国系ですから信者や宣教師?も韓国人が多いため、「日韓交流会」「韓国語を安く教えてあげる」「韓国人です、仲良くなりましょう」などを理由に近づいてくるパターンです。
こないだもTwitterであるカルト団体が主催する日韓交流の案内が流れていました。また、語学交換アプリを利用していた時も同じくカルトの日韓交流会をうたう案内をアップロードしていたのを見たことがあります。
最近、さらに韓国に興味がある人にとっては「日韓交流会」「韓国語教室」などで韓国人と知り合えるということは魅力的に見えます。韓国のカルト集団と知らずに参加して、そこで仲良くなった方にのちのち勧誘されるので承知で参加する方以外は注意してください。
◎主催者をよく調べて参加する
交流会、実際は、言い方が悪いですがのちのち勧誘するカモを集める会、を企画する宗教団体もチラシや案内では「私たちは○○教です」などはっきりと公表はしない場合が多いと思います。団体名もみんながカルトだ!知ってる!とならないような、団体のあまり知られていない別の名称を使用したり、ぱっと見では宗教とは分からないようなアイコンやマークだけを記載したり、一見ボランティア団体に見えるような名称を使用しています。
また最近では直接声を掛けられるのでなく、ネットで流れてきたり、知っている人が案内を知らずにリツイートしたり、言語交換を目的とするアプリで声を掛けられるなど、直接声を掛けられたら身構えるのが普通なのにネットだとあまり疑問をもたないのも危ないポイントです。
◎実際の体験
それでは、実際に私が体験したものを一つの例として紹介します。全ての宗教団体による活動を否定する訳でなく、知っていて参加するのと、「そんなはずなかったのに!知らなかった」では受け取り方も変わってくるので…
私が留学などする遥か前のことです。韓国語を勉強し始め、ある程度韓国人と日常会話ができるようなレベルの頃です…。コミュニケーションが取れるのが楽しく、とにかくネイティブ誰でも話してみたいと思っている時期でした。学生でなくなったので、学内の国際交流や留学生とのイベントも利用出来ず、とにかく語学交換アプリで近所に住む韓国人や日韓イベント、安い韓国語教室を手当たり次第にネットで探していた時期でした。
ある日、近くの駅で暮らす韓国人にアプリで出会いました。その人は宣教か修行か奉仕活動かよく分かりませんが、とある韓国系カルト宗教関連のために日本に来ていたようですが、それはのちに分かることです。約束をして会ってみると「宗教活動で」ということは何も言わずに、「500円でマンツーマン韓国語指導をしているボランティアをやっているから一度来てみては?」と誘われました。
その時点で宗教団体とは分かっていましたが、個別指導で500円は破格ですし、こっちも利用できるだけ使ってみるかという気持ちで通うことにしました。(今思えば危ないことが何もなくてよかったです)
誘われていくと優しそうな韓国人のマダムがプリントを使って1時間授業をしてくれました。週に1回か通って、本当に500円だけ払って授業中には勧誘の話もされませんでした。
数か月通うと、授業の前にマダムの旦那さん(そこの支部の管理者、宣教師)が雑談しに来て「最近悩みがないのか」「韓国で日韓交流イベントがあるから仲良くなったし、みんなで一緒に行こう」「イベントの費用もいらない」「○○市も後援している」「〇万人が集まるイベントで多くの外国人とも会えるよ」という話や、授業後にその宗教施設の信者と思われる他の韓国以外の若い外国人たちと「彼らの日本語の勉強になるし話してやってくれ」と言われて雑談させられたりしました。ここでも具体的な宗教の話は一切出てきません。おそらく交友関係を作らせ、仲間意識を植え付けるための手段だったと思います。
◎本格的な勧誘へ
帰り際に本を渡されるなど、そろそろ本格的に狙われているな、安く利用してやって良かったけど(授業中は勧誘無しで500円にしては良い韓国語個別指導だったので)そろそろ撤退しないとまずいなと思っている頃、授業終わりに韓国料理パーティーに誘われました。そのマダムが料理上手いので食い逃げしてこれで終わりにしよ、と思って最後に参加しました。本当にこの日、最後の本気の勧誘にあい、断って帰って来たのですが、今思えば入会するまで監禁される、食事に薬を盛られるなど何もなくてよかったです。
そこに通う韓国人以外の外国人といつものマダムと7人ほどでその施設で食事会でした。普通に美味しく楽しく食べ終わったころ、「私たちはみんなで神様の言葉を勉強している」「あなたもみんなと仲良くなったし、引き続き韓国語教室は通っていいからその後に勉強会に参加しない?」みたいなことをマダムから言われます。周りの同い年くらいの外国人信者も黙っています。
ここでみんなからの視線や圧に負けて「はい」と言ってしまう方もいると思います。私は運よく「そういうの本当に興味ないんで参加しません」とはっきりと言うことができました。
「でもそんな難しくないし、国際交流するつもりで通ってくださらない?」みたいな感じでマダムからさらに追い打ちをかけられましたが「嫌です」を繰り返して帰宅しました。本当に今思えば何事もなく帰宅させてくれてよかったです。
◎その後
マダムから定期的に来ていた「来週のレッスンはいつにしましょうか」などの連絡や返信がその日を境に全く来なくなりました。そりゃあ、カモにならない相手に対して破格でレッスンする必要もありませんから当たり前ですね。
ただし韓国語教室入会の際に自分の名前などの個人情報を書いたのが気がかりです。運よく直接勧誘や郵便物が来たことがないのでかなりカルトにしては良心的?だと思います。
◎一緒に通っていたお姉さん
私と同じように宗教と分かっていて韓国語教室を利用していた少し年上の日本人のお姉さんともたまにレッスンで会いました。お姉さんも宗教と分かっていて「安いから利用できるだけしてやろうのつもりで来ているけど本当にやばくなったらフェードアウトしようね」みたいな話を互いにしました。お姉さんは私より早く無事にフェードアウトできたようです。
◎危険には近づかない
私やそのお姉さんのように「利用してやろう」のつもりで参加するのは危険ですのでやめた方がいいかと。美味しい所だけ利用して私とお姉さんは逃げ切れたので笑い話ですが、実際にマダムも信者たちも悪い人ではないので断られずにだらだらと通うことになったり、悪質だと入会しないと帰してもらえない、脅されるなどのケースもあり得るかもしれません。また知らずのうちに洗脳される可能性もあります。
とにかく国際交流や激安レッスンは入り口であって、最後は勧誘につながっています。ネットで流れてきたから、ではなく主催団体が安全なのか、参加するなら絶対にはっきりと入会を断ることをよく確認してから参加されることをお勧めします。また学生さんなら独自のサークルや研究会でなく、学校主催の留学生イベントなど安全なイベントの参加にとどめておくことをお勧めします。
これは一例ですのでみなさんもご注意ください。路面や訪問での勧誘と違って仲良くなって気がゆるむころに勧誘されるので危ないです。
以上そんあじでした。
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