こんにちは、そんあじです。インターネットを見ると「韓国の大学院の難易度」「韓国 大学院 レベル」などのキーワードで検索されている方が多くいるようなので、今日はこれについて書いていきます。
〇入学自体は出来る
韓国の大学院の入学ですが、一般的には大学卒業以上、TOPIK(韓国語能力試験)4級以上、自己紹介書、研究計画書、面接、あとはパスポートのコピー等の事務的な書類を出して合格できれば入学できます。
ただし翻訳コースなどの大学院は別の条件があると思われますし、各学校ごとに違うのでそれはご希望の学校のサイトをご覧ください。
自己紹介書は、なぜ自分が日本でなく韓国の大学院に進学したいのか、さらに自分がその志願する大学院に入りたい理由や入ったら何ができるかや、自分の長所などをアピールする書類です。
研究計画書は大学院は論文を書いて研究するための場所なので、自分がどんな研究をしたいのか、その研究の先行研究はどうであって、先行研究と自分がやろうとしている研究の差は何か、この研究がどのように意味があるものなのかなどを書くものです。
説得力あるこれらの書類準備と面接対策、TOPIKの成績があれば入学自体は可能性があると思います。
〇TOPIKの成績について
入学の条件としてはTOPIK4級程度から入学できる条件の学校があると思いますが、私の通った大学院で実際に4級で入学している人は、英語で授業や論文を書くグローバル学科の人だけでした。
普通の韓国語で授業を行う学科には、5級の人たちもいました。それでも彼らは、韓国語で話したり聞いたり討論することは可能で、多くは「出来るけれどTOPIKの作文等や、日韓などのテスト形式に慣れておらず…」というような欧米の学生でした。どちらにしろ卒業時には6級取らないと修了できませんが。
入学時に5級しかない中国や日本などのアジアの学生たちも、多くは1,2学期したら6級に合格するようなレベルでした。
〇実際の授業
つまり、多くの学生は5級以上をもって入学してきます。しかも5級といえども、おそらく6級に近いレベルの5級、もしくは欧米の人に多かったですが、書いたりはまだ苦手だけれど積極的に討論に参加できるタイプのレベルです。
私は6級をもって入学しました。さらに入学直前の3か月は延世大学語学堂に通っていました。
延世語学堂について詳しくは以下の記事もご参考に。
毎日13時に授業が終わった後にも図書館で19時過ぎまで韓国語の勉強を一生懸命していました。
それでも1学期目は授業の理解が難しかったです。もちろん学校や授業の進め方に慣れていないのもあるのと、専門用語に慣れていないというのもあると思いますが、いくら韓国語の準備をしても足りないんだなあと実感しました。TOPIK6級あってもスタートだとはよく言いますが、本当にその通りですね。
〇自分のレベルチェック!
こうは言っても自分の韓国語レベルが通用するのか気になりますよね。そのような方は、YouTubeなどで自分の入学したい学科の講義動画を探して観てみてください。日本のサイトで検索しても出ないと思うので、ネイバーなどの韓国でよく使うサイトで、適当なキーワードでいろいろ検索すると出ると思います。
特に先生が1人で話しているような講義の動画をお勧めします。NHK的な、映像を交えて説明する歴史番組などはお勧めしません。なぜなら映像や写真、ちょっとした字幕があると韓国語が理解できていると錯覚してしまうからです。(実際の講義は映像や板書、パワーポイントもほぼありませんし、方言がある先生もいます。)
あと、韓国の高校生向けの予備校の授業動画みたいなのもあまりお勧めしません。それだと、先生が板書も読める字で書いて、標準語ではっきり喋っていますが、大学や大学院だと読めるように書いてくれる教授もあまりいないと思いますし、方言で話す教授もいるのでさらに困難だと思った方がよいかと。 学科によりますが、そもそも院で板書自体、メモ程度にしか使われてなかったです。
実際はこれにプラスして、大学院ですので自分の意見を求められて発言したりしないといけません。
これらについてはこちらの記事でも書いています。また、入学が決まっている方もご参考に!
〇入学したいなら頑張って!
脅しみたいに、「これも出来ないなら入学するな」と言いたいわけではないです。実際に私も1学期目は全然ダメでした。
私は6級もあり、語学堂にも通って、語学堂でも、先生に頼んで個別に宿題をもらうくらいには一生懸命準備したつもりですが、それでも準備が足りるってことはないです!ということを言いたいです。
だんだん慣れていきますし、引き続き頑張っていると「あれ、私授業にきちんと参加してるし、討論もどんどん意見言えているぞ!」っていう日が、ある日突然来るので大丈夫です。
入学したい人は少しでも韓国語のレベルを上げ、入学しても自分がやりたい研究をきちんとするためにも日々の授業を通してレベルアップしていってください。応援しています。
以上そんあじでした。
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