スポンサーリンク

【韓国大学院】自己紹介書や志望動機、入学、出願書類準備しよ!

韓国留学

 こんにちは、そんあじです。ほそぼそと続けているブログですが読んでくださる方がいてありがたいです。

 私の通っていた大学院の情報、特に通っていた人のリアルな情報がほぼないのでというのもありますが、私のブログを通してその学校を知って入学された?、入学準備の情報収集に活用してくださった?方がいらしたとのことで大変うれしいです。それも自分の元ルームメイトの外国人に「あんたのブログ参考にしてたらしい日本人の学生入学してきたよ!」と教えてもらい知りました。世間って狭いですね。

 今回はそのような間接的な交流でしたが、読者の方から「読んでるよ!」でもいいので何かアクションを頂けると本当に嬉しいです。コメントや問い合わせ欄も設けております。

スポンサーリンク

〇外国人学生の合否を左右するものは

 外国人が入学する上での合否の判断基準が、大きく「面接、言語能力、自己紹介書、大学時の成績、研究計画書、教授からの推薦状、外国の滞在に問題がないか」であると思われます。なぜならそれが必要とされている書類だからです。別途に試験などはなかったです。以下で1つずつ解説します。

〇言語能力

 韓国語能力試験TOPIK4級以上など、各学校で志願時の要求されているレベルがあります。それを満たしているかはTOPIKの成績表を出します。TOPIKの開催時期も限られているので、出願時期である3月か9月頃に間に合うように受験してください。大学か専門学校か分かりませんが地方の韓国の学校かな?では、6級あると奨学金がもらえたりなどの恩恵がある学校もあるようです。

 特に韓国で語学堂に通って大学院の入学準備をしている方もいると思います。私は日本と韓国どちらのTOPIKも受けましたが、韓国のTOPIKは受けたい人が殺到しすぎて予約も出来ない、ということもあり得ますので、余裕をもって準備されるといいかと思います。

 本当に予約日のその時間になった瞬間に、クリックしても、なん百人まちで、1分も経たぬうちにあれよあれよと数百人に待機人数が増えていき、サイトに接続できるにも待つことになります。

 さらに個人情報等入力していて時間がかかっていると、受験会場を選ぶ段階では、本当に他の人はどんな速度でタイピングしてるんだくらいの勢いでソウル等の人気の受験会場は既に「受験人数に達して締め切り」になっています。この間わずか2,3分の話です。

〇面接

 私の学校はコロナ前は対面かオンライン面接か選択できました。私はその頃は延世の語学堂にいて、住んでいるコシテルには安定したWifiが無かったことから学校まで行くことにしました。

 オンラインだと接続の問題や、日韓なら大丈夫ですが欧米の子とかは時差のために「深夜に面接したわ笑」という子もいましたのでその点よくご確認を。

 特に変わった質問はされなかった気がします。普通に聞かれると想定できる内容だったと思います。志望動機や自己紹介等。

 ここでは話す内容も重要ですが、外国人ですからおそらく韓国語もしくはグローバル学科なら英語でどの程度意思疎通できるのか、院では討論の授業も多いのでコミュニケーション上明らかな問題はないか見ている面もあると思います。

 やはりTOPIKは筆記ですので実際話せるかというのもチェックされる項目だと思います。

〇大学の成績表

 これはもう今、大学生の方以外は中身はどうしようもないです。

 英語での発行だったと思いますが、母校の様式と韓国の大学院から求められた内容か形式化が違って、何回か大学の教務課の方とメールなどで連絡を取り合って、調節をしていただいて発行していただいた記憶があります。

 しかも母校の教務課に取りに行かずに郵便での受け取りにすると、郵便で現金では送れないので郵便局かで小切手?のようなもので書類発行代を準備して、それを入れて送らないといけなかったです。

 あと英語の書類だと発行に時間かかりました。まず依頼書と手数料の小切手?を入れて郵便で母校に送って、それを教務課が見て書類準備に取り掛かるのに時間がかかる(特に英語書類の発行は)、

 そして発行された書類を郵便で返信していただくとのことで、手続き期間と配達の期間があるので多少の時間がかかると見た方がいいです。

 郵便局も学校も平日のみですし、さらに大学によっては求められているものと形式が違ったり、英語の書類だと発行の時間がかかりますので早めに準備してください。

〇研究計画書

 自分がどんな研究をしたいのかテーマを決めて、テーマを設定した理由、研究方法、なぜその研究が今の時代に必要なのか、先行研究の分析(他の学者さんはここまで研究していてこんなことが分かっている。しかしこの部分はまだ研究が不十分だなど)、そして参考文献を書きました。

 私は運よく日本にいらしゃった韓国の教授に添削してもらうことが出来ました。

 もし依頼ができるなら学者さん、教授がベストかと思いますが、出来なくてもせめて韓国語の間違いやよりよい表現についてくらいはネイティブに見てもらうのをお勧めします。

〇自己紹介書

 ここが皆さんの最大の難関だと思います。「名乗る、簡単な生い立ち、経歴、長所と短所」という構成で書きました。名乗るのは「○○学科に応募します○○と申します。」みたいな感じで始めます。

 生い立ちは簡単な家族構成と、志願した学科である分野にいつ、どうやって興味をもってどんなことをしてきたのか、経歴はその興味が仕事にどうつながったかや、仕事ではこんなことをしていて、こんな能力が身について、こんなことにさらに興味をもって韓国の大学院入学を志願するようになった、そして長所は具体的エピソードを交えて、短所はそのまま「できません!」と書ききってしまわずに、このような点で改善してきている、短所の改善のためにこんな努力をしている。など書くといいと思います。

結びは「足りない部分もありますが入学したらこんなことしてこうやって頑張っていくのでどうかお願いします!」みたいな感じで結びました。

〇学業計画書

 研究計画書とは別物です。研究計画書が自分が書きたい論文についての内容を書くもの、学業計画書はもし入学出来たら普段の授業や、貴校で学ぶことが自分の卒業後こんなことに役立ってこんなことを将来してみたい、など書くものです。

 私は①自分がなぜ大学院に行きたいのか、➁日本の大学院でなくてなぜ韓国の大学院を志願するのか、③そしてなぜ多くある大学院の中でこの学校に志願するのか、④卒業後はこのような仕事や取り組みを行って日韓の関係改善に貢献していきたい、という構成で書きました。

 ③については、貴校ではこのような授業を行っていて魅力的で自分ならこんな風に受講したや、このような分野に大変詳しい教授がいらっしゃる点が良いと思ったというのを盛り込みました。

 これを書くためにその学校で実施されている(されていた)カリキュラム?開講科目?をその学校のサイトでチェックします。

 在籍の教授についても、学校のサイトで名前や教授の研究分野等確認できます。自分の研究分野と似ている先生を見つけてその教授の書いた本や論文をいくつか読みました。

〇推薦状

 出願する学校によって、なん人からの推薦状が必要で、このような方からの推薦状は受け付けませんなど規定があります。たとえば語学堂の先生からの推薦状や、仕事の上司からの推薦状はNGという学校もあった気がします。

 研究者としての素質がどうか、との話なので、自分の論文を読んだことのない方や、研究での様子を知らない方の推薦状は受け取られない可能性もあるので自分で各学校に問い合わせを。

 基本は大学の自分の指導教授ですね。

 私の場合は大変理解ある教授ですぐに即日、英語の要綱に合わせて書いてくれました。英語で内容を即日書いてくださるあたり、さすが大学教授…と思いました。

  教授によっては「推薦状の中身考えるの面倒だから、下書きを自分で考えてくれば書いてやる」と言われたという話も聞きました。(それっていいのか…とは思いつつ。)

〇外国滞在に問題ないかの書類

 パスポートコピー、両親のパスポートコピー、個人情報等の書類を出したと思います。パスポートが有効なものか、不法滞在歴が無いかなどを見ると思います。

 注意点はパスポートの有効期限くらいです。父のパスポートの期限が切れていたので、父が新しいパスポートの申請を私の出願のためだけにしてくれました。パスポート申請って時間かかるし、特に自分のでなくて両親のパスポートとなるとご両親の仕事の都合やご両親の出願への理解も必要になるので早めにご相談を。

 ご両親が離婚されている方などで書類が出せない場合は各学校にお問い合わせを。

 そういえば韓国政府奨学金では健康診断の書類も出すそうですね。おそらく外国滞在が難しいほどの健康上の問題がないか見るんだと思います(私は申請したことないので詳しく知りません)

〇ネイティブのチェックを受けること!

 自己紹介書と以下の学業計画書ですが、特にネイティブチェック必須です!

 この書類が合否の肝ではないかと予想します。

 ネイティブでも、しっかりしたこのような計画書など書いた経験のある人がお勧め。

 単純な誤字脱字の修正のみでなく内容や、「このような表現の方が伝わりやすい」「このような言い回しの方が高級に聞こえる」など細かくアドバイスしてくださる方にみてもらうのが良いです。

 日本語で考えるとよく分かりますよね。例えば小学生では「ありはとう」でなくて「ありがとう」ですよ、くらいの誤字の修正は出来るけれど、「この場合このような表現は使わないので○○という表現に変えた方がこの場面ではあっています」までのアドバイスは難しいのと同じです。

 私はこのために韓国語のマンツーマン授業に通いました。ネット等でお金を払えば添削してくれる韓国人を見つけるのは難しくないかもしれませんが、その方の経験や学力が添削に十分かは不明だと個人的には思いました。これで落ちては悔しいので韓国語の塾に行きました。そこに雇われているからにはある程度の学力や常識があって添削の能力がある方だと判断しました。(失礼な表現化もしれませんが)

 授業で韓国語の勉強をせずに、この添削を何コマも費やして一緒に作り上げていきました。

〇頑張って!

 それ以外に、履歴書的な自分の学歴や住所などの基本的な情報は、このように別紙ファイルで作成ではなくて学校の志願サイトで直接入力でした。

 上に書いた通りで合格すると保障は出来ませんが、自分の悔いのないよう取り組むのが大事です。

 自分は書類で落ちて後悔したくなかったので、ここに掛ける費用や手間は惜しまなかったです。

 合否の結果がどうであれ、結果が出た時に自分が納得するだけの準備をしておくのがよいかと!それには思ったより時間かかるので有効期限のない書類については早めに準備しておくとよいですね。

 以上、そんあじでした。

コメント