こんにちは、そんあじです。
韓国はかなり物価が上がっていてスーパーの食材の日本よりも高いです。ただ最近は外食も、ペダル(配達)も高くなってきています。
毎日3食外食というわけにはいかないので、私が韓国留学中に何を食べていたのか紹介します。
自炊以外の食事は、一人の時は学食や분식집(キンパ天国やキムガネなど)やコンビニ、友達(アジア圏でない友達が多かったので)とはマックやサブウェイなどのファーストフードや宅配ピザ、心の元気がない時は海鮮丼屋さんや日本食屋さんで日本らしいメニューを、体の元気がない日は日本から持ってきたレトルト食品をご飯にかけて食べたり、配達で頼んだ弁当やを食べていました。
ちょっといいものを食べるデートや友達とのお出かけの外食時には、自炊では補えていないメニューを選んで食べるようにしていました。
私の自炊の場合は肉やタンパク質が自炊で不足しがちだったので、サムギョプサルなど食べました。
韓国は義両親と暮らすと違うかもしれませんが、日本よりは「自炊至上信仰・一汁三菜信仰」が少ない気がします。
日本だと「自炊が普通!外食やデリバリーなんて可哀そう!」みたいな感じが、韓国はあまり無いかなあと思います。
物価やデリバリーの豊富さなども影響していそうです。
どこで買う?
クーパンという通販がおすすめ。ドアの前まで宅配してくれます。野菜から卵、肉まで何でも翌日に届きます。
私の住んでいた場所が学生街でなかったので、安いスーパーも近所に無く、クーパンの方がスーパーより安い商品が多かったです。
あとはノーブランドというスーパー。オリジナルブランド商品が多いため、他のスーパーよりも多少安かったです。
私の場合クーパン7割、実際のスーパーで買うのが3割でした。最寄りのスーパーが片道30分と遠かったのと、留学生で車や自転車が無く、買い物袋を手で持って帰ってくるのが大変だったためです。
冷凍の焼きおにぎり
冷凍の焼きおにぎりは、朝ごはんや小腹が空いた時に食べました。
「冷凍 おにぎり」という意味の「냉동 주먹밥」などのキーワード検索をしてみましょう。
クーパンで注文した、冷凍餃子で有名な「ビビゴ」というメーカーの冷凍おにぎりです。
甘じょっぱい肉の刻みが入ったプルコギ味冷凍おにぎりもありますが、辛い物が食べられるならこちらのキムチチーズおにぎりがおすすめです。
★ポイント
・個包装なので、ビニールを少し剥いで数十秒レンジで温めるだけで食べられる。
・中にチーズがたっぷりで美味しい。
・外は刻んだキムチが混じった赤いごはんでピリ辛です。
・韓国のりを巻くと、よりポックンパプっぽさが出て美味しいです。
冷凍イングリッシュマフィン
マフィンは韓国語で마핀と表記します。냉동 마핀などのキーワード検索すると冷凍できるマフィンが出てきます。
マフィンの間にチーズとハムが挟まっており、タンパク質も同時に摂取できます。 卵やハムを焼くなど他のおかずを作る時間や元気がない時の朝ごはんに食べました。
★ポイント
・個包装なので、ビニールを少し剥いでレンジで温めるだけで食べられる。
・思っているよりボリュームがあり、小腹が空いた時よりは朝ごはん用がおすすめ。
手作りサンドイッチ
ゆで卵を何個か作り置きしていました。1500円ほどで購入したパンのみ焼けるトースターにパンをセット、焼き上がりを待っている間に果物ナイフでゆで卵と、ミニトマトをカットします。
あとサンチュを洗ってきて、焼きあがったパンにマヨネーズを塗って、カットしたそれらを挟みます。
スパム
沖縄は例外でしょうが、日本にいたとき「スパム」というハムはあまり食べる機会がなかったです。
韓国ではかなりメジャーな食べ物で、チュソクのプレゼントで頂いたり、スーパーにも必ず並んでいます。
缶から出して適当な厚さにカットし、フライパンで焼くだけです。生ものでなく、加工肉なので火が通ったかの心配もなく自炊初心者さんにもおすすめ。
一缶分を一度に焼いて冷凍して、作り置きおかずとして必要な時に温めて食べました。数日食べられます。
味が濃いのでこれとご飯だけで充分ですが、短冊切りでチャンプルーにしても美味しそう。
スパムの類似品もありますが、個人的にはやはりスパムが一番美味しかったです。
卵料理
一人暮らしで使いやすく、安く、どこでも買える食材は限られていますが、その内の一つが卵です。
韓国のマートだと20個入りパック以上が基本ですが、クーパンだと10個入りの卵パックもあります。クーパンで宅配してもらったことが何度もありますが、到着した時に卵が割れていたことはないので宅配で頼んでも大丈夫ですよ。
レンジで茶碗蒸し風や、時間がない時は目玉焼きやスクランブルエッグで。時間のある時にゆで卵を作り置きしておくと便利です。
ホットケーキミックス
핫케이크 가루などのキーワードで検索するとヒットします。
日本のように小袋になっておらず、小麦粉のように、大きな袋にドン!と入っているものが多いです。
ホットケーキとして焼いてもいいですが、耐熱タッパーにホットケーキミックスと卵、油など入れてレンジでチンするだけで蒸しパンが出来ます。
他にも、もしオーブンと型があるなら、ホットケーキミックスと卵、油だけでパウンドケーキも作れます。韓国はバターが高いので…
クッキー作りなどにも使えます。
チヂミ
부침가루などのキーワード検索で出ます。
韓国ではチヂミとは言わないことが多く、「ジョン」や「○○プチㇺ」と言います。
チヂミ粉も小麦粉のように大容量で大きな袋に入っており、どのスーパーでも比較的安価に購入できます。
日本でいるたこ焼き粉のように、すでにしょっぱい味が付いているので水で溶いて野菜や肉などを入れて焼くと一食になります。
あとなぜかネギやニラは韓国は結構安く、大容量で購入できます。韓国のマートで購入できるニラの一束は、日本の袋に入ったニラ一束の量の5束分くらい。なので一人では多いのでニラの大量消費用としてチヂミがおすすめです。
韓国でも、もちろん割高ではありますがお好み焼きソースも購入できるのでお好み焼き風にしても、もちろんチヂミのたれを作っても美味しいです。
ミニトマト料理
ミニトマトは방울토마토と表記します。
この「テチュバンウルトマト」は日本の丸いミニトマトと形が少し違い、細長い形で味も少し違います。比較的かたくて、じゅくじゅくではないのでかたいトマトが好きな方おすすめ。
★ポイント
・生野菜だが比較的日持ちする。すぐにどろどろになったり腐ったりしない。(シワシワになって、へたはカリカリになりますが…)
・調理いらずでズボラの味方。切ったり加熱もしないで済む。洗うだけで食べられる。
朝ごはんにサンドイッチの具として入れたり、夕ご飯にドレッシングをかけてサラダにできます。
なぜかドレッシングだけはミニサイズの販売があるんですよね。
しわしわになって生で食べたくないなら、トマトを切ってオリーブ油とニンニクと炒めてパスタを投入し「トマトペペロンチーノ」にして、手軽な昼ご飯によくしていました。
もやし料理
これも比較的安価で買える食材です。もちろん日本より高いですが…
韓国の良いところは「豆もやし」がどこでも買えること!個人的に普通のもやしより好きです。
豆もやしは「콩나물こんなむる」と言います。
醤油とごま油などで味付けして作り置きで数日食べたり、ご飯にコチュジャンや他のナムルも載せてビビンバにしたり、肉や玉ねぎなどと炒めて野菜炒めにもできます。
塩コショウ味もいいですが「コンプル」風のコチュジャン、砂糖、しょうゆ等の韓国味の赤い甘辛味にしても美味しいです。
テぺサムギョプサル
韓国語表記は「대패삼겹살」です。
日本ではあまり見かけない肉です。油は多いですが、癖があまりない肉なのでどんなメニューでも活用しやすいです。
★ポイント
・薄くてすぐに火が通る。
・肉によっては臭くて食べられないものもあるが、テぺサムギョプサルはハズレが少ない。
・とりあえず野菜と炒めればボリュームある立派な一品になる。
日本ではミンチ肉が大好きなのですが韓国ではミンチ肉は肉屋さんに行かないと入手が難しいです。
マートにある時もありますが、一度買ってハンバーグにした時に肉が臭すぎて食べることが出来ませんでした。
マートの肉の質があまりよくないと感じるときがありますが、テぺサムギョプサルは大抵冷凍ですし、臭い、硬いなどで食べられないこともあまりなく、ハズレが少ないので自炊初心者にもおすすめです。
先ほど紹介したもやしや、玉ねぎを入れて塩コショウで炒めれば立派なおかずになります。
もしくは韓国の赤いタレ(コチュジャン、しょうゆ、砂糖、ニンニク)を作って炒めれば韓国風の野菜炒めになり、豆もやしとの相性が抜群です。
日本の牛丼風の味付けで豚丼にしても美味しかったです。油や肉の味がしっかりしているので、牛肉でなくても満足感があります。
サンチュ
韓国らしい食材です。本来はサムギョプサルを巻いてよく食べますが、韓国料理はもちろん軽食にも様々な用途で使えます。
上記写真の赤いサンチュと、緑のサンチュは種類が違うのか、味が違います。韓国料理は少し苦みのある赤いサンチュ、サラダやサンドイッチなど洋食系にはクセのない緑のサンチュがおすすめです。
わりと長く食べられます。レタスは保存のために芯に濡れた新聞紙をさすのも面倒でしたし、あと正方形の小さい冷蔵庫でしたので、冷蔵庫扉が閉まらなかったこと、
1枚1枚になっていてちぎる必要がなく楽、レタスだと外側の1枚は大きいけど内側になると小さいなどがありますが、サンチュは1枚ずつのサイズが安定している、冷蔵庫内でかさばらないなどの理由からサンチュを買うようになりました。
★ポイント
・洗ったら食べられる。
・1枚1枚になっているので、レタスやキャベツのように剝がす手間がない。
・韓国料理にも、サラダにも使えて汎用性が高い。
日本より生野菜を食べる機会が無いので、炒めたり焼いた肉に添えたり包んで食べることで野菜補給。
あとは次に紹介するビビン麺に混ぜて食べたり、ちぎってドレッシングをかけたり、ごま油等と和えてチョレギサラダ風にする、サンドイッチのレタス代わりにします。
麺類
そうめんは韓国のマートなどでも安価です。日本でも韓国でも手に入る麺つゆで日本のそうめんとして食べてもいいですが、サンチュをちぎっていれたり、きゅうりや、ゆで卵をのせたりしてごま油と砂糖とコチュジャン等のタレで和えた「ビビン麺」風も美味しいです。
あとパスタ麺も安価ですので、パスタを食べました。パスタソースもパウチ入りや瓶入りなど、どこでも手に入りますし、自分でオイルやにんにく、余っている野菜と炒めても良いです。
日本のメーカーのカトキチの冷凍うどんもクーパン(ネット)で購入できるので、うどんを作ったりもしました。コンビニのレトルトでカップに入った茶色いパッケージの「かつおうどん」も結構美味しいですよ!
マヨネーズ
何にでも使えて食欲を増進してくれる調味料といえばやはりマヨネーズですね。
ただ、日本のマヨネーズは独特の、独自の味なんだと実感できます。
韓国のマヨネーズは日本のマヨネーズより味が薄く油っぽい、酸味が少ないと感じました。日本のマヨネーズの卵の味やコクとは別物です。
有名韓国メーカーの物もあまり口に合わず、日本のマヨネーズに似たものをお探しであれば、こちらのチョンジャンウォンの「고소한 マヨネーズ」がおすすめです。
★ポイント
・日本のマヨネーズっぽいコクや卵感がある。
・日本のマヨネーズほど、酸味はない。
私はポテトサラダが好きなのですが、韓国の他のメーカーのマヨネーズで作ったポテトサラダより、日本らしい味のポテトサラダが作れます。
また、パンに塗ってチーズやハムと焼いて簡単な朝ごはんにする、ドレッシングとして使うなど1本あっても困りません。
変わり種ごはん
韓国であまりおいしいお米に巡り合えませんでした。
一人なのもあって2キロなどの少量の商品しか選べなかったという理由もあります。
炊いて容器にいれて保存し、次の日食べると臭いを感じたりも…
なので缶詰コーンと醬油を入れてコーン炊き込みご飯にしたり、わかめと醤油も入れて炊いてわかめご飯にしたりして食べたりもしました。
味がついているとご飯の味もまぎれますし、おかずにもなります。
冷凍餃子
大袋に何十個の冷凍餃子が入っています。日本でも有名な「ビビゴ」の冷凍餃子を食べていました。
日本の餃子のように皮が薄くパリパリではなく、皮厚めのもっちり系餃子です。
スープに入れれば食堂のメニューにもある「マンドゥグク」という餃子スープになり、ただのスープが一気にボリュームアップします。
焼いてもいいです。
茹でる元気もない日は、タッパーに餃子と、餃子が隠れるくらいの水を入れてレンジチンすると一応食べられました。
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汁物系
韓国で誕生日に食べるわかめスープなども比較的簡単につくれます。
韓国にある普通のツナ缶でなくて辛いツナ缶と野菜、水を鍋にをいれて煮込んでチゲにしていました。まあまあ辛いけれどツナの旨味や油が出るので、適当に醤油などで整えたら美味しくなります。
キムチと煮てキムチチゲ、コチュジャンで味付けするコチュジャンチゲなどあります。
丸くて深いタッパーに入れて冷蔵庫に入れておくと次の日も食べられます。いろいろ切って煮込むだけなので楽です。
えのき
どのスーパーマーケットでも手に入ります。しかも比較的安価です。
★ポイント
・下を切り落とすだけなので切る手間が少ない。
・値段の変動が少ない。
・小さくて安くて1人で1回で使いきれて腐らせないですむ。
煮詰めてなめこにして常備菜としました。なめこはただ煮詰めておけばいいだけなので、誰でも簡単に日本の味を作れます。韓国で瓶入りなめこを入手するのは難しいので…
最もおすすめは、ただ片栗粉をまぶして多めの油で揚げ焼きにする。これだけですごくおいしいです。
もちろん汁物や炒め物のかさましにも、使っていました。
さつまいも
オーブンがある方はアルミホイルで包んで数十分放置で美味しい焼き芋が出来ます。ノンフライヤーでも焼き芋が出来るそうです。
オーブンに入れて放置しておけば出来上がるので、楽です。
ラーメン
日本でインスタントラーメンは体に悪くてあまり食べちゃダメ!食べても昼ごはんのみ!というイメージですが、韓国はおやつでもありご飯でもあり、食べたい時に食べればよいという感じでインスタント麺を食べるハードルが低い気がします。
日本だと色々ついでにソーセージやハムなど具を入れて煮込むことが多いですが、韓国はわりと麺のみシンプルに食べることが多い気がします。もちろん麺のみのインスタント麺もあるので、プデチゲなど鍋料理のしめに入れても美味しいです。
カップご飯
もう適当でいいや…今日は無理…という日はこのようなカップのおかず&ご飯セットを食べました。
カップの中に、レンジでチンご飯1個、折り畳みスプーン、クッパの汁の小袋やかやくが入っています。
クッパの汁ソース、かやく、ご飯をカップに入れ、線まで湯を注いでレンチンするだけです。
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このようなクッパ以外にも、オットゥギという黄色と赤入りの韓国食品メーカーのものでは、豚肉炒めとレンチンご飯セット、アルパプ(とびっこご飯)セットなど色々あります。
イメージでいうと、レンチンご飯と肉系のレトルトパウチがカップに入っており、カップに全てを入れてチンしたら丼物になり、さらにプラスチックスプーンまでついているというものです。
個人的には便利ですが、美味しくはなry…(笑) 豚肉炒めは鼻水出るくらい結構辛いです。
外食の残りもの
韓国では外食で残ったものを、お願いすればプラスチック容器などに入れて持ち帰らせてくれることがあります。(食中毒などもあるので自己責任でどうぞ)
注文する際に「半分は持ち帰りに出来ますか?」や「プラスチック容器をいただけますか?」と聞く時もありました。怪訝な顔をされることもありますが、韓国の外食は私には量が多く、完食が難しいことも多々あったので、箸をつけてしまう前から分けておくと安心です。
ただ韓国でも使い捨てプラスチックの制限が日に日に厳しくなっていっているので、このようなことは出来なくなるかもしれませんし、韓国も値上がりで商売も大変になっているので断られることも増えていくかもしれませんね。
他には、たまに通っていた料理教室で作ったものが持ち帰れたのでそれを数日に分けて食べました。
料理教室で、タコスの具を作ったときはタコスの皮は食べてしまったので、代わりにパンにのせたり、参鶏湯を作った日には残りの汁を取っておいて次の日にカルグクス麺を入れて食べたりなどもしました。
料理教室はレッスン料は高かったのですが、家で料理を作る手間を省き、なおかつ韓国料理を習えるしで、食べ物とスキルの両方を手に入れることが出来る習い事で、楽しかったです。↓
習い事といえば「SCA」バリスタ国際資格も韓国で獲得しました。↓ 習い事としても◎
おわりに
手っ取り早く節約するには「食費を削る」が思いつき、きちんと食事を取らなかったり、安いからとインスタント麺など健康に悪いものばかり食べてしまいがちです。
特に一人だと不健康な食事を指摘してくれる人もいないので…
でも「健康は財産!」経験者は語る。めんどくさがってほとんど食べずにいたので、元気は出ないし、ちょっとしたことでも体調を崩して病院も何回も行きました。
物価高いし、作るのめんどいし、お腹すかないし、食べる暇ないし、日本の物しか食べたいものが無いという気持ちは本当によく分かります。
だけど、やっぱり食べる物、つまり口から摂取するものの栄養やパワーは計り知れないのだなと体調を崩してからいつも感じます。ちゃんと食べないと必ずいつか体を壊します。
なので留学中でも本当にきちんとよく食べて、食費はあまり節約しすぎないのがおすすめです。
今回の引用写真は韓国の通販サイトのクーパンからです。この商品買うべき!このリンクからとべる商品の物がよい!という意味でなく、例えばこんなものですよ、という参考までに引用させていただいたもので、商品に関するトラブル等には対応いたしかねます。
以上そんあじでした。
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