こんにちは、そんあじです。
韓国で留学生が住む場所の選択肢は「コシテル(コシウォン)」「学校の寮」「ワンルーム」「オフィステル」のどれかの場合が多いかと思います。下宿もあることにはありそうですが、今どきあまり聞かないですね。
初心者さんはコシテルか寮!
結論から言うと、韓国初心者さんはコシテルか寮をおすすめします。
コシテル
★メリット
・一応プライベート空間が欲しい→トイレシャワーも自分だけで使えて安心です。
・食べるものに困りたくない
→ラーメンや浄水器を自由に使える所が多いです。韓国慣れしていなくても、とりあえず生き延びられます。
・最低限の備品がある→ベット・机・冷蔵庫など備え付けで買わなくてよいです。
★デメリット
・とにかく狭い→体感上3か月以上住むには息が詰まるのではないかと思います。
・隣にだれが住んでいるか分からない
→他の学校の学生や韓国人も住んでいるので、隣に誰が住んでいるかは色々です。
・男女同フロアも
→女性専用コシテルやフロアでない場合。実際私のいたコシテルのフロアにも男性が居ました。
寮
★メリット
・韓国初心者におすすめ→場所も学校の敷地内なので安心です。
・学校での生活や友人関係に集中したい人→同じ学校の子なので開講前から仲良くなりやすい。
・安全面が気になる方
→門限があったり、登録してあるカードをタッチしないと寮に入れなかったりします。
また警備員さんがいたりするなどセキュリティー面でも安心。
またそこの学生しか住んでいないので身元が知れた人しか住んでいない
男女のフロアが分かれている
・自分での対応が苦手な人→困れば学校や寮長に相談できる
★デメリット
・自由はない→学校の管理下にあるので門限や外泊に制限がある場合も。
・共同生活になる→一人部屋はめったに使えません。
ある程度自由はなくても、その代わり学校の管理下にあるので、未成年の方などで保護者の方が韓国滞在を心配されている方などにはおすすめです。
ただ場所によってはトイレからシャワーから何から共用ですし、2人以上で住むのが基本ですのでパーソナルスペースが狭い人はキツイと思います。とある学校の寮のベットは、腕を伸ばせば隣に寝ている相手のベットに触れるくらいの距離だったので…。
私はオフィステルと下宿以外は経験済みです。コシウォンと寮についての詳しい体験談は以下の記事を。↓
ルームメイトと暮らすとはどんなことなのか?
日本でルームメイトと暮らす経験がある方は多いかもしれませんが、韓国留学でのルームメイトはたいてい外国人になります。1週間の語学堂コースのルームメイトは日本人でしたが。
韓国人というよりは他の国の学生の場合が多いです。なので韓国文化というよりは、相手の国の文化や相手のタイプも理解しあってということが必要です。
もちろん理由があって学校に相談して認められればルームメイト変更も可能です。
書きましたが、衛生観念、騒音、におい、睡眠などの生活リズムに関する許容範囲がお互いに全く違うとかなりきついです。
ワンルームの基本情報
ワンルームは基本的には半年以上の長期契約しか出来ない場合が多いです。
ただ、「帰国日が早まったので自分の住んでいた部屋の入居者を募集します」「今の住人の一時帰国する間に、住んでくれる方を探します」だったりと、契約の空白期間が出来てしまって、そこを急ぎで穴埋めしようとする場合など短期での入居が可能な場合もあるかとは思います。
ただこのような超短期の場合は、前住んでいた住人の紹介や、友人の紹介、コネストの掲示板での募集などが大部分で、不動産会社を通して1・2か月のみのワンルーム入居の紹介を受けるのは、不可能に近いかと思われます。
また保証金が必要です。何十万円からで、ざっと見てきた感じ、30万円~100万円ほど。
何かない限りは退去時に保証金は返ってくるのですが、一気に自分の口座から100万円出て行って、韓国生活中に使えなくなるというのはかなりきついですよね。
また保証金を高く払うほど月々の家賃が安くなります。
そのため保証金を下げてもらう代わりに家賃を上げたり、逆に保証金を出すから家賃を下げてもらうなどは多少の交渉が可能です。(というか韓国の何でもが日本より交渉可能って感じ)
ワンルーム内の設備
大抵のワンルームはキッチン、シャワー室とトイレのセット、キッチン下に埋め込みの洗濯機があります。
「フルオプション」の物件だと、さらにベット、冷蔵庫や電子レンジが部屋に基本装備されている場合もあります。
大家さんによってはさらに他の物も置いてある可能性があります。前の住人さんが置いて行ってくれた物など…
物件というか、そこの大家さんの方針や人柄に大きく左右されるかと思います。
頼んでみた勝ちの韓国
韓国は正直「言ったもの勝ち」というところがありますね…。
ダメもとでも頼めば「何よ、そんなこともちろん良いに決まっているわよ」だったり、普段から良くしていると「外国で頑張っているもんね!いいよ!」ということも多々あります。
私は大家さんにお願いしまくってマグカップや食器、電気ケトル、食器洗剤、ゴミ箱、かけ布団、ハンガーなどまで用意してもらいました。
また前の方が置いて行ってくださった殺虫剤やトイレブラシなどもありました。
もちろん新品ではなく、大家さんの家のお古でちょっと壊れかけた物や、前の住人さんが残してくださった中古の物です。私も退去時に包丁、まな板、物干し、フライパン等の自費で買った物を大家さんと相談して置いて行きました。
処分にも手間がかかるし、そこのワンルームは韓国人も多く住んでいましたが、外国人留学生もいて入れ替わりがあるために、このように色々貸してくれたり置いて行ってよいと言われたのだと思います。
その代わり、日本のようなプライバシー感覚でいると驚かせられることもあります。
特に、次の入居者募集のために自分の不在時に、許可なく自分の部屋を内見に使われるなどはよく聞きます。
私の体験したびっくりプライバシー体験は以下の記事を↓
私の場合
私はコネストの掲示板で見つけました。
理由は、
①韓国の学校卒業後、退寮日から帰国日までの1か月半ほどの短期でワンルームを探していたので不動産屋を通して探すのは困難だと考えた。
②住んでも1か月半ほどで日本帰国が決まっていて、学校に通うわけでもないので立地や家賃に強いこだわりが無かった。
③コロナ禍で外国人留学生が比較的少なかったからか、空き部屋がスムーズに見つかった。
これからはコロナで行けなかった反動で外国人留学生も増え、このような学生向けで外国人もOKのワンルーム部屋は不足するかもしれませんね。
大家さんとはSMSと電話で連絡
コネスト掲示板にはその部屋の前の住人の日本人さんが大家さんに頼まれ、入居者募集の文章をアップしたようです。
そこに書かれていた大家さんの電話番号にSMSでコネスト掲示板を見たこと、短期入居可能か、あと簡単な自己紹介なども送りました。
すると「掲示板の部屋はもちろんあるがこっちの建物はどうか?」との返信が来ましたが、コネスト掲示板のワンルームより広い代わりに家賃が高かったので掲示板にある部屋でお願いしました。
連絡して内見日を決め、内見時に入居の正式な日(引っ越し日)を決め、手付金?で家賃の一部を先に払いました。
超短期入居だったのでお願いしまくって保証金は0ウォン(無し!)で家賃も1か月50万ウォン(ガス水道代も含め)、また電気代は月に何万ウォンか忘れましたが、それを越えたら差額を払うことで合意して契約しました。(真夏や真冬でなかったので越えなかったので払わなかった)これは私の結構なごり押しがあってなので、かなり稀なケースかも…
ガス水道インターネット電気が別料金なのかなどよく確認してください。
証拠を残すこと!
ただ実際に家賃を払う際に、ガス電気代を請求されそうになったので「契約時に全て含めてでOKと言ってましたよね?」と大家さんからのSMSの文面のスクリーンショットを見せて、余計に払うことを回避しました。
契約書を隅まで読むのはもちろんのこと、韓国人でなくても自分以外の誰かを連れて行って契約を見届けてもらったり、
無理なら手数料は掛かるがエージェントさんや日本語対応の不動産屋さんを通す、
メールやSMSでなどで契約時に話し合ったことの証拠を残す、
約束したことは契約書に書いてもらうなどが大事です。
韓国語が出来る出来ないにかかわらず、大家さんや不動産屋とも口約束だけだと、今後なにかあった時に言った言わないのトラブルになるので…。
私も大家さんからのSMSという文面証拠のスクリーンショット写真が無ければガス代などを請求されることになっていたかもしれません。
事前に要チェック
立地と備え付けなどは確認して契約するかと思いますが、水圧、部屋の内外セキュリティー、ゴミ捨ての様子などで他の入居者や近隣住民のマナー、スーパーマーケットや駅までの距離なども要チェック!
忘れがちですが、自分以外の友人を泊めたり招待できるかという点も事前に確認した方が良いです。
この点はクリアして入居したのですが、入居して初めてのシャワーでまさかのシャワー室ドアから部屋の中への水漏れが判明しました。これは大家さんは契約もすべて終わって最後に「シャワーの時気を付けてね」の一言だけでした。
いや知っているなら直してよ…。
もし長期入居契約だったら烈火のごとく怒っていたかと思いますが、
幸いにもDAISOのシャワーカーテンと突っ張り棒を自費で購入して付ければ大丈夫な水漏れ程度だったこと、超短期入居だったことなどから特に大家さんにクレームはしませんでした。
このように予想していなかったことも起こる点は外国ですから多少はしょうがないかなと目をつむりました。
買った物
2年半韓国に居たので毛布、衣服やシャンプーなどの基本的なものはすでに持っていました。
なので持っていなかったキッチン用品、掃除道具、調味料、あと引っ越し時に持ってくるのが困難だった折り畳み机、物干しなどだけ購入しました。
引っ越し屋さんは利用せず、前住んでいた寮から送った段ボール何箱か宅配と、自分で数日に分けてスーツケースで運ぶ分だけ(契約書にサインする日、お願いして事前清掃のために開けてもらう日など入居前に2日ほど部屋に行く機会があったので、入居当日以外のそのような時にも少しずつ運び入れておきました。)
これも自分から提案してお願いしてこそ、事前に荷物を運び入れたり、事前の清掃のための訪問日などを設けてもらえました。海外では向こうから何か親切でやってくれたり提案してくれることはほぼ無く、言わないと何も変わりません。
どちらにしろワンルーム退去後には日本に完全帰国の予定だったので、季節が違う服などはすでに寮から日本に送っていたため荷物は多くありませんでした。
住んでみて
外にはオートロックと監視カメラ付きで、ゴミも住人のみ捨てられるように鍵がかかっていたりして、ゴミが散乱したり住人のマナーで困らせられることはなかったです。
ただ音漏れはするので隣人の歌声なんかも聞こえてきます。
暮らしていくと思ったより狭く感じ、物干しを部屋に広げたら動ける場所がベットだけという感じでした。ここで4年など住んで大学に通う学生さんたち凄いなぁ。
もちろん、プライベート空間があって宅配もドアの前まで持ってきてくれ、外出も自由にでき、駅まで近くだったので楽しく過ごしました。超短期なのに受け入れてくださった大家さんにも感謝です。
でも住めば欲が出て、次は必ずオフィステルかなという感じです。
以上そんあじでした。
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