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【韓国系企業で働いて思ったこと】

その他

こんにちは、そんあじです。今回、機会を頂いて日本の韓国系の会社で短期ですが働かせてもらっています。そこで働きながら感じたことを書いていきます。

(追記)韓国語を使う事務の正社員で働き始めました。

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働きたいなら人脈

韓国や韓国系企業で働きたいなら「一に人脈、二に人脈」といっても過言ではないかと思います。

私も紹介で働かせてもらうことになりました。

実際に働くと、韓国界隈の方たち(特に若い世代たちは若い世代で、管理職たちは管理職同士で)は、多くが横がつながっています。あの人の知り合いの知り合い、だとか大抵お互い知っている人同士という感じです。

東京や大阪のようにそもそも人口も韓国人も多く…という地域は分かりませんが、そうでない地方でも全員どこかでつながっています。

また大企業だと大企業の管理職同士で都道府県を越えてつながっているようです。

管理職の方とお喋りしたり、他の韓国系企業の面接に行くと「○○県のあそこで働いてるのね、○○さんいるよね」など言われたりすることがかなり多かったです。

求職中なのを周りに言いふらす

とにかく人脈、というか知り合い経由でお仕事を頂けることが多いです。特に韓国で働く場合も、日本の韓国系企業でもです

なので、とにかく周りに「韓国系の仕事を探している」と何かあるたびに言っておくと、自分の居ない場所でも、あれよあれよと話が進んでいることもあります。

韓国で、ワーホリでバイトを探していた知人も、友人や下宿のアジュンマなどに「求職中だ」と言っていたことをきっかけに、彼らのツテと紹介で職場を紹介してもらったと言っていました。

学問界隈は日本も人脈だと感じますが、日本人や日本の企業で働いている友人らに「仕事を探しているんだ」と話しても「仕事早く見つかるといいね!」程度で終わるんですが、

韓国界隈だと「ここはどう?」「私の会社、募集しているか聞いてあげる!」など実際のアクションにつなげてもらえる率が高い気がします。経験上ですが。

私も有難いことに地元の韓国界隈の方たちのツテで、何度か韓国系のお仕事の紹介を頂きました。残念ながらお断りしたものもあります。

正社員の方は1年半以上、ネットで「韓国語 正社員」などで検索しつづけ、ツテなどでなく正式な手続きで応募して内定を頂きました。

韓国系企業で思い浮かべるのは?

話を聞くと、人脈でお仕事を頂けた実績がある企業は、韓国と貿易でつながっている貿易系の会社や、工業系で韓国とつながっている工場での事務や勤務、食品や物流で韓国とつながっている食品系の会社や小売店などがあります。

他にも、社長が在日か韓国籍の方で、韓国人や韓国に興味ある人を優先的に雇っているであろう会社なども話を聞く限りありました。

韓国系の航空会社の正社員だったり、大企業など、みんなが入りたいような最新の企業などは、規模が全然違うので厳正に書類や面接を受けないといけなさそうです。

紹介でお話を頂けるのは、アルバイトや派遣社員、小さな町工場などが多いかと思います。そもそも東京や大阪などでないので、そもそも韓国というか外国系の仕事先が少ないのもありますね。

顔を売る

私がご紹介いただいて働かせてもらっている会社もアルバイトで、期間も短期です。

それが分かっていても働くことにしたのは、この期間で人脈を作る、というか顔を売っておくことで、そこの企業や他の韓国系企業で募集が出た時にお声がけ頂けたり(もちろん入社選考はあるでしょうが)、韓国系のイベントに呼んでいただけたりするかな。と思っているからです。

あとはお金を頂きながら職場の雰囲気を体験できる点が良いです。社内がほとんど韓国語なのですが韓国語に囲まれ、また韓国の方たちと働くのはどのような感じなのかを、日本に居ながら疑似体験出来ている点はありがたいです。

イベントや韓国好き集まりでも顔を売ろう

求職中に心がけているのは韓国系のイベントや集まりに顔を出すことです。

韓国領事館主催のイベントであったり、韓国企業等で働く方のSNSをフォローして情報を貰ったり、韓国語学習者の集まりに参加したり…

ここで思わぬ繋がりが出来たりもします。

私の体験としては、韓国の観光ビザの取り方について書いた私のこのブログ記事をきっかけにつながって、領事館関係の方たちと話す機会があったり、

昔むかし、韓国語学習者の集まりか、地元の韓国好きの集まりか忘れてしまいましたが、参加した韓国系のイベントで友達になった子が今の韓国系企業で一緒に働く橋渡しをしてくれ、今は隣の席で働くことになったりしています。

知り合いばかりの職場?

上記のように、昔に韓国系集まりで出会った子と今は一緒に働くことになったりと、特に大都市でない日本の韓国界隈は狭いと感じます。

ソウルにいた頃の日本人同士のコミュニティも比較的狭いと感じましたが、それより日本の地方都市の韓国界隈は狭そうです。そりゃあ規模が違うか。

日本の韓国系企業の面接に行っても「ああ、○○さんのいる会社ね」ということが何度もありました。

面接をする幹部の方たち同士はほぼ繋がっているといっても過言ではないと思います。

有名な韓国界隈の方って大抵決まったお方たちですよね。

SNSの韓国系のスペースとかも、参加したいが大抵いつも決まった韓国界隈の有名なアカウントさんたちしか聞いてなくて入りづらいとか私だけでしょうか。

そういうのってどうしても内輪のノリっていう感じになって嫌だなと思いますが、実際にその輪に入っているからこそ入ってくる情報や頂ける話、ビジネスチャンスがあるのも事実ではないかと思います。

やっと本題に

やっと、韓国企業で働いてみた感想という本題に入ります。

ここは韓国系の会社なので「韓国語が出来る」というのは当たり前で何のプラスにもなっていません。

(今すぐ働けて、ある程度の韓国語の意思疎通ができる人材ということで今回のアルバイトのお話を頂いたので役立ち度が全くのゼロとは言えませんが…)

韓国のネイティブさんも大半を占め、彼らも日本在住ですし、日本語がとてもとても上手いです。

その他、正規職員でない方を見ても「留学経験者」「ワーホリ経験者」「韓国企業勤務経験者」ばかりで韓国語が話せる・韓国での留学や滞在経験があることは珍しくもなんともないですね。

特に韓国語学習者や、韓国留学や滞在経験者の人口もどんどんどんどん増えている中、日本の中の韓国系の就職でさえそれだけのアピールポイントでは勝負が出来ないと感じています。

※追記:韓国系の企業での正社員となりました。特にスキルはないですが、決まったきっかけはTOEICの点数が、紙面上はかなり良いことから(喋れませんが)海外部門として未経験で雇っていただきました。

プラスαの経験やスキル

なので韓国語が出来る方は増えているし、今後も増える予感しかないので、何か語学力や韓国滞在経験にプラスαがないと正規職員としてやっていくのは難しそうです。

例えば社内で活躍している方を見ると、日本語韓国語はもちろん英語の簡単な翻訳も出来る方や、illustratorなどのソフトが使える方、パソコンのトラブルにすぐに対応できる方など…

他は関連業種での仕事の経験や、専門知識(工業系の企業なら工業系の知識、自動車系企業なら自動車関係の知識や学部卒業など)があると良さそうです。

私の場合も韓国大企業でバイトが出来たのは韓国界隈の友人の人脈と紹介があったからこそ、

韓国系企業の正社員に決まったのも、韓国語のみでなくTOEICの成績を見てもらって、英語関係の仕事もできると評価してもらったこと+韓国の大企業でアルバイトをしていた経験を買われたのだと思います。

韓国系の企業で働きたい、韓国語を使って働きたいと周りに言っておくことにプラスして、

①専門知識やスキルを身につける(業界が決まっていれば、まずは日本企業で修業をつむのもよいと思います)

②韓国語を上級にすることに加え、韓国語以外の語学スキルも上げる

③韓国系企業や韓国でアルバイトでもよいから働いて韓国系で働いていた経歴を作る

④人脈や繋がりを作る

などがポイントだと思います。

感想

社内が韓国語で、韓国人が大半の職場といえども、彼らは日本在住歴が長くて日本の習慣等にも詳しい方たちです。それに日本人が話す韓国語の聞き取りなどにも慣れている方たちです。

またパソコンの業務や電話も日本語である場合も多いです。

また社内を出れば日本ですから日本の食べ物、テレビ、生活で不自由がないです。

これが実際韓国で働いていたと仮定すると、社内も外に出ても韓国語、外国人に慣れていない方がいるかもしれない、韓国式の習慣に合わせて慣れないこともある、退勤して疲れてコンビニに行っても特に食べたいものが無い…なんてなりそうなので、韓国で働いている方たち本当にすごいなと感じました、

おわりに

なので思ったことは現実って厳しいなという思い。多分ですが、入りたい企業があるなら新卒至上主義の日本で、新卒ブランドで入るのが正直一番手っ取り早いのではないかと思います。

年を取るとそれだけでネックであったりもします。求人広告に、露骨に「技術習得のために、30歳や35歳以下の方」などと書いてある求人もあります。

女性だと特に30代などは出産などのライフプランと重なる部分もあり、企業が放っておかないほどの魅力やスキルがある方以外は、若い方や男性を優先的に取る場合もきっと無くはないんでしょうね…。

言いたいことは結構現実は厳しいなあということ。

ただ自分も韓国の大学院留学以外の特別な経験や新卒の頃の民間企業でのスキルがなかったのに「韓国語を」というか「韓国語も」使って働けるようになったので、日本企業や留学後に転職という手もありです。

頑張るしかないですね。以上そんあじでした。

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