こんにちは、そんあじです。韓国の現地の語学堂は、通常3か月が区切りです。
語学堂は3か月で1学期終わる、つまり3学期で「○級」が一つ終わるようになっています。
ただ3か月も留学で日本を離れるとなると、仕事や学校の都合でキツイなと韓国留学を諦めていませんか?
憧れの大学付属の「韓国語学堂」に数週間だけ通えるプログラムもあります!
語学堂でなく、民間の語学学校も可能
語学学校は民間が経営している塾のようなものです。
例えば、「カナタ韓国語学院」「イージーコリアンアカデミー」「グリーン韓国語学院」「トトロハウス韓国語学院」「EF」など、町中のビルなどにある外国人向け韓国語塾です。
大学の語学堂にこだわらなければ民間の語学学校も上記以外にも様々あり、短期での募集を常にしています。
各学校によって異なりますが、3か月必須ということはなく数週間クラスや1か月からクラスなど様々です。
大学の語学堂は夏休みや春休みなどのハイシーズンに合わせてのみ開講される場合が多いですが、民間の語学学校でしたら常時、毎月、短期募集をしている学校が多いかと思います。
大学付属の語学堂がいい!とこだわらなければ、町中にある民間の語学学校も視野に入れて探されても良いかもしれません。
ちなみに私はTOEIC対策で通いましたが、韓国大手の塾「YBM」にも外国人用の韓国語クラスがあるようです。
大学付属の語学堂の短期クラスについて
3か月未満の短期クラスは主に春休みや夏休みなどのハイシーズンに合わせて開催されているようです。
詳しい開講日などは各学校のサイトやエージェントさんに聞いてください。申し込み時期が思ったより早く、春休みに夏休みの開講に申し込むつもりのように前々からチェックして早めに申し込むつもりでいた方が良いかと思います。
そもそも語学堂ってどうなの?は以下の記事をご覧ください。
メリット・デメリット
①語学力が伸びるのか?
実際にコロナ前にソウル市立大の2週間のクラスに通ったことがあります。
結果から言うと、2週間だけ過ごして語学力が伸びるのかと言われたら難しいです。
(私はその後、韓国に2年半の長期留学もしましたが、耳や口がやっと慣れたなぁと感じ始めたのが留学開始から半年過ぎてからでした。)
ただ、2週間は意味がないとは感じませんでした。
日本にいるのと現地でいるのでは1日に実際に出会う韓国語の単語数が桁違いです。授業中はもちろん、授業のない土日や放課後も含めると莫大です。
私はその日に出会った単語で分からないものをとりあえず短期留学中にメモに書き溜めて、覚えるのは日本に帰国してからとしました。書き出して分かったのですが、行ってみて初めて知る単語や言い回しもあります。
例えばオリーブヤングで必ず聞かれる、「적립하세요?」です。日本語にすると「積み立てしますか?」という意味で、「ポイント貯めますか?」という意味です。
これは日本国内では「単語帳にのっていた!」とか「韓国人の友達が使っているのを聞いて知っている!」という言葉ではなく、現地に初めて行って知る表現の一つかと思います。このような積み重ねが、たかが数週間でも莫大です。
②友人は出来るか
短期留学クラスは私の通ったソウル市立大だと、3か月以上の正規に語学堂クラスに、自分のレベルチェックテストの結果に合わせて、その2週間だけポンと入れてもらうという形でした。(コロナ前の情報なので現在や他の学校は分かりません。)
なので数週間ですし、同じ級の友人と放課後も出かけるというより、同じように超短期留学で来ていた人たちと仲良くなって放課後や土日は過ごしていました。
同じように超短期留学で来ていた30代中盤の方から大学生数人で仲良くなって、放課後に夕飯を食べに行ったり土日に一緒に過ごしました。この仲良くなったグループのうちの1人が最終日にみんなに手紙を書いてくれて嬉しかったです。
③住む場所は?
当時は寮かコシテルか選べたかと思いますが、私は寮にしました。まさにこの写真の寮でした。
2人1部屋で、同室になったのは同じく超短期コース留学の子でした。他の方も超短期は超短期留学同士で組まれていました。
ただ他の隣の部屋などには3か月以上の正規語学堂生も住んでいます。なので寮の共同洗濯機やキッチン、寮の学食などの使用法については、その辺にいる正規語学堂生の方に聞いたり助けてもらったり、見様見真似で過ごしました。
④行ってよかったか?
個人的には行って良かったです。
超短期なので今後3か月以上行くか迷っている方は、語学堂や寮の下見として使えます。
数週間でも過ごせば、先生や語学堂生の年齢層や国籍、寮の様子や、周辺の街並みなども分かるようになるので、この学校や町が3か月以上行くには自分に合うか、そもそも韓国の暮らしが自分に合うかなど体験できるのでいいと思います。
あとは国内でまあまあ韓国語が出来るつもりでいたのが、韓国現地に行くとまだまだ分からないことや通じないこと、聞き取れないことがありすぎることに気付くことが出来、帰国後にフレッシュな気持ちで韓国語の勉強を再開出来たので良かったです。
国内で一人で勉強していると、勉強の目的が分からなくなったり、自分がどのレベルにいるのかの立ち位置を見失ったりして惰性で勉強していたのが「次に韓国に行ったらこの程度まで分かるようにしたい」というのが自分の中で可視化出来て良かったです。
また次の長期留学へのモチベーションにもなりました。
ソウル市立大の語学堂短期クラスについて
寮で準備し、まずは寮の近くの学食で朝ごはん。朝にコンビニまで行くのは遠いので、学食で済ませてしまいました。
授業のある語学堂の教室で、指定の教科書を使って勉強します。今、振り返ると後に通った延世大の語学堂よりも教室内がほんわか和やかな雰囲気で進んでいました。クラスメイトは日本人がほとんどでした。(先生やクラスメイトが当たりだっただけかも笑)
授業は昼過ぎで終わり、土日はありません。超短期コースなのに文化体験なども付いていました。韓国の伝統音楽などのソウル市内の講演に、送り迎え付きで無料で連れて行ってもらいました。正規の子の文化体験に連れて行ってもらえたんだと思います。
放課後は初日に渡されたスケジュールが何もなければ(レベルテスト、文化体験など)自由です。土日は文化体験などの予定も含めて予定は一切入っていませんでした。
なので超短期コースの方たちと近くの夕飯に行ったり、土日は明洞まで行ってみたりしました。
とある大学生の超短期コースの方は、超短期コースの留学期間に親が韓国旅行に来るということで放課後や土日はご両親と韓国観光をしていました。
ソウル市立大ですが周辺は物凄く栄えているわけでなく、いわゆる大学生街みたいなのもありません。また最寄りまで寮からだと徒歩だと結構時間がかかり、そもそもソウルの割と東に位置するので地下鉄しか使えない当時は毎回あちこち遊びまわれる立地ではなかったです。
ただ学校自体も広くなく、こじんまりとしていますが、池もあり、すごく穏やかな雰囲気の良い学校でした。
個人的に、様々な語学堂を経験したいことと、3か月以上なら日本人の比率や勉強の内容なども考慮して結局その後の正規語学堂留学では延世語学堂を選びました。体験談は以下の記事もご参考に。
ビザが出ない
どの学校の短期コースも、おそらくD-4ビザ(学生ビザ)は出ません。
例えば延世大学語学堂の短期だと以下のような記述があります。
*3週間短期課程はD-4-1ビザ申請ができるプログラムではありません。D-4-1ビザ申請のご希望の場合は、正規課程又は大学韓国語課程を申請してください。
延世大学韓国語学堂 (yskli.com)
日本人は韓国にノービザ滞在が90日可能です。ビザがない=長期の旅行というていで、語学堂に通うことになります。
ビザがない=外国人登録証が手に入れられない=住民登録番号を持っていない、ということですので、家探しや携帯の契約、様々な決済方法や口座開設などが厳しい場合もあるかもしれません。
居住地を決めておく
私の時はソウル市立大は超短期コースの私たちも寮に入れてもらえましたが、今は分かりません。
また、そうでない学校もあります。
延世大学語学堂は以前は3週間コースの人にも宿泊施設(おそらく寮)の提供をしていたようですが、もう宿泊施設を提供できないので自分でホテルなど探してくださいという旨が書いてありました。
3週間は短いですが、ずっとホテルで3週間と考えると、金銭面も不便ではありますね。
生活面も普通のホテルだと自炊が出来ず3食外食やコンビニ飯、また語学研修ということなのでホテルは宿題が出来る部屋の明るさか、宿題が出来る空間や机があるか?なども問題になりそうです。
また語学堂の周りは学生街なので、ホテルが多くないところもあります。(弘大などは例外でしょうが…)
そのため多少離れたホテルを取って学校に通うことになれば、通学時間と通学費用もかかることを視野に入れましょう。
エージェントさんや現地の不動産屋さんに聞いてみるのもありですが、短期すぎるという点と、外国人登録証がないという点からワンルームなどの契約は難しいかもしれません。コシテルならいけるかもしれませんが分かりません。
延世大学語学堂 短期コース
以下では人気のありそうな語学堂をピックアップし、私が公式サイトから探し出してきた情報を載せているだけです。そのため予告なしに変更となっている場合もありますので各自お確かめください。
私が通った延世大学正規コース(1つの級に3か月)については以下の記事をご参考に。
サイトを見る限り夏コース(5週間)と3週間コースがあります。
・夏コース
・3週間コース
夏コースだと、この時点の情報だと寮学費手数料で300万ウォン(30万円)程度です。寮は先着順なので、寮の部屋が足りなくなったら寮費分は払戻すので自分でどこか予約しないといけないそうです。
私が確認した時点で寮の枠が埋まってしまって提供できませんと書いてありました。
希望する方は早めの予約がおすすめです。
21年の情報だと、3週間コースは手数料と学費で100万ウォン程度(10万円)です。ここに航空券代、宿泊施設代、飲食代、もしかしたら教科書代も掛かるかもしれません。
高麗大学語学堂 短期コース
「短期集中課程」と呼ばれているようです。
サイト内のブローシャーをダウンロードというボタンから詳しい案内のPDFが見られました。授業のスケジュールなども載っています。
確認時の情報では11万円程度ですね。
短期集中コースの方が使うのか分かりませんが、高麗大の韓国語テキストは個人的に延世大語学堂のテキストより分かりやすくて良かったです。わかりやすいので余ったページなども一人で学習しやすいと思います。
西江大語学堂 短期コース
夏季特別課程という名前だそうです。ここで紹介しているのは4週間ですね。
サイトから詳しい案内のPDFがインストールできます。写真を見たところやはり寮は2人部屋でこれくらいの広さですね、以下はソウル市立大のですが…どこの寮もこれくらいのサイズということでしょう。
西江大の語学堂が人気を誇る理由の一つであるスピーキング、クラススケジュールを見ても短期コースでもspeakingの時間が多いことが分かります。
その他語学堂
以上は人気のありそうな語学堂を適当にピックアップして調べてみました。ピックアップした語学堂以外の他の大学の語学堂も短期コースを開催しているはずです。
調べ方としては
①NAVERにつなぐ(YAHOO JAPANのようなものです)やはり現地の情報は現地の言語で、現地のポータルサイトで調べるのが一番確実で情報も多いです。
②「○○대 어학당」で検索。
日本語だと「○○大 語学堂」という意味です。○○に自分の気になる大学の名前を入れて調べればOK。
③公式サイトに入るとどの語学堂も日本語ページを用意してありますので日本語ページに切り替え。
ただ当たり前ですが外国語ページは更新が遅い、更新されていない可能性もありますのでご注意ください。
④読めない場合は翻訳機で翻訳してみましょう。写真を撮るだけで翻訳可能なものも今どきあります。
まとめ
一応、留学なので旅行のように安く行って帰れるのわけではないし、旅行ではあまり必要なくても生活で必要な物をもっていったり、現地で揃えないといけませんでした。(ホテルでない場合はシャンプーなどのお風呂用品、洗濯用品など)
ただ、韓国の大学や語学堂の雰囲気を感じたり、学生の生活を少し体験する分には良い機会です。
年齢等も気にされる方もいるかもしれませんが、数週間だと思えば気にせず踏み出せそうかと思います。
この情報はコロナの何年も前の情報であるので、申し込み時期や学校の様子など変わっている部分があるかと思いますので、最新情報はエージェントさんにお願いするか、各学校のサイトなどご確認ください。
またどの語学堂も日本語ページがありますので安心して公式サイトも必ずチェックしてくださいね。
以上、そんあじでした。
コメント
そんあじさん
短期留学ならその地に生活するので旅行だは味わえない韓国を体験出来そうですね。
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