こんにちは。そんあじです。
ソウルの観光地の地理感覚があると、旅行プランを立てる際にも実際の韓国旅行の移動時にも楽です。
日本でも「あの駅とあの駅は電車に乗って移動すると乗り換えあるし、むしろ歩いた方が早いし、楽だし、無料だよ」というのも慣れると分かってくるものです。
ソウルも同じです。
観光客さんは地下鉄移動が多いかと思いますが、地下鉄だと乗り換えがありますし、乗り換えの場合かなり遠くまで歩かされる駅もあります。
また、ホームまで下りるにしても階段の上り下りがあるし、エレベーターやエスカレーターも十分でなかったり、あっても来るのが異様に遅かったり乗るのが不安になるようなガタガタエレベーターなどの場合も多く、むしろ歩いた方が楽というケースも多々あります。
江北と江南
まずソウルは漢江という大きな河を基準に、河より上を「江北」、下側のエリアを「江南」と区分できます。
この絵でいうと東西に流れる水色の線が漢江です。
観光の予定を立てる際に、まず1日の予定を「今日は江北で、明日は江南で」と決めて済ませたほうが効率的に周ることが出来ます。
地下鉄はもちろん、漢江を北南で繋ぐ道路は何本もあるのでバス、タクシーでも漢江を越えることは出来ますが、1日のうちに「越えて戻って越えて…」というのは効率的ではないでしょう。(ただ、夕暮れ時などの車窓から見える漢江は絶景です)
「江北」には皆さんご存じの観光地のほとんどが揃っています。景福宮、明洞、仁寺洞、ホンデ、ソウル駅、南大門、東大門など。
「江南」の特に南東には江南駅、狎鴎亭、ロッテワールド、COEXなどがあります。
明洞・南大門・乙支路入口・市庁
この辺りは観光やホテルで利用する方が最も多いエリアだと思います。ここは徒歩移動が可能です。むしろ地下鉄だと号線が違うので乗り換えが必要ですのでかえって徒歩の方が良いです。
またこの辺りはショッピング出来る店や食堂が多く、どんな店があるかな?と見ながら歩けば飽きません。道路も坂も無く、平坦で問題なく歩けます。
上記地図の①~④までを順に解説します。
①明洞駅と市庁駅
市庁駅周辺はビジネスマンも多く、ソウル広場があって有名な場所です。
市庁駅と明洞駅は地図上で徒歩で17分。
明洞駅から出て新世界百貨店方面に歩きます。新世界百貨店のある大通りまで突き当たったら右折しずっと直進。そのまま直進し続けるとソウル広場(↓下の写真)に突き当たります。
ここまで来ればこの周辺にいくつも地下に下りる入り口があります。
市庁駅は1号線と2号線両方あるので地下が広いですが、とりあえず下りれば地下でつながっています。
②会賢駅(フェヒョン駅)と市庁駅
地図上で14分距離。会賢駅は南大門市場がある最寄り駅です。
下記写真の①が南大門市場エリアで、地元感を感じられる買い物やグルメ、カルグクス通りや太刀魚横丁などがあります。
会賢駅から出て南大門(崇礼門)、
ホテルグレイスリーを見ながら通り過ぎ、ひたすら直進すると市庁駅に突き当たります。デモなどもやるような大きな通りです。カフェや一人で寄れる食堂なども多いです。
③乙支路入口駅と明洞駅
明洞と乙支路入口駅の間の一帯、上記の写真で②のエリアが、いわゆる「明洞エリア」でショッピングもグルメ、明洞聖堂から何でもあります。
ウルチロ入口駅と明洞は、地図上で徒歩11分。
明洞のあとに、例えばホンデや江南駅などに移動したい場合は地下鉄2号線が便利なので、明洞駅から乗るよりショッピングしながら乙支路入口駅の2号線まで歩くのをおすすめ。
店が多くて楽しく見回っている間にあっという間についてしまいます。
乙支路入口駅はロッテ百貨店の隣というか、ロッテ百貨店とロッテホテルの間に位置するので、ロッテ百貨店のある大通り沿いに歩いて向かっても良いです。
④会賢駅とソウル駅
地図上で11分。会賢駅を出たら明洞エリアを背に、ひたすら直進するだけです。
ソウル駅まで出てしまえば空港線もあります。
地図にありませんが明洞駅と会賢駅は徒歩10分です。南大門エリアにホテルを取った人も、徒歩で明洞まで遊びに来られます。
景福宮・光化門・安国
この辺りは景福宮や昌徳宮などのお宮、世宗大王の像、広い書店である教保文庫光化門店、古い町並みの北村、最近観光地として開放された青瓦台など、昔からのソウルの中心地です。
⑤景福宮駅と安国駅
景福宮から左奥、つまり安国駅からさらに奥に進むと、北村や三清洞などの古い街並みやカフェ、食堂もある情緒ある街並みです。
三清洞には韓屋のサーティワンなど、昔ながらの街並みに馴染ませながらも新しい店や雑貨屋さん、昔懐かしい雰囲気の喫茶店などもあります。多少の坂などもありますので歩きやすい靴で向かってください。
ミシュランソウル掲載の「黄生家カルグクス」も。
海鮮出汁のカルグクスでなく、牛骨スープですのでソルロンタンや豚骨・牛骨ラーメンなど好きな方はおすすめです。ただ現地の人も来るので並びますよ。
北村は北村韓屋マウルが有名です。↓コロナ渦なので観光客がほぼおらず、綺麗な写真が撮れました。
北村には、お茶ブランドのオソルロックですがカクテル風飲み物を売る特別なお店もあります。↓
景福宮駅と安国駅は地図上で徒歩18分。このどちらも3号線ですが、観光客にはあまり使わない号線かと思います。
⑥鐘閣駅と鐘閣三街駅
鐘閣駅周辺の観光地としてはぜひ一度行ってほしい「曹渓寺(チョゲサ)」や、伝統小物、サンファタンなどの伝統的な飲み物が楽しめる「仁寺洞」があります。
曹渓寺は、日本のお寺とはまた雰囲気が異なる韓国のお寺を感じることが出来ます。参拝方法も日本と多少違っています。境内の植物なども綺麗に管理してあり、季節ごとに異なった雰囲気で素敵です。
釈迦誕生日には、このように色とりどりの提灯で境内が飾られます。
釈迦誕生日に合わせて、お寺の隣の記念館?でも、
歩いても行ける清渓川でも灯篭の展示やライトアップも行われます。
一方、鐘閣三街駅周辺には、最近有名になった細い路地にレトロだけど映えるカフェや食堂が集まる「益善洞(イクソンドン)」や、
歴史的な場所であり、今は現地のお爺さんたちの憩いの場「タプコル公園」など昔ながらの韓国が楽しめる場所です。
鐘閣駅と鐘閣三街駅は徒歩11分距離。
駅のある大通りを直進するだけの平坦な道です。
安国駅にもどちらの駅からも徒歩8~9分で移動可能です。
ソウルって昔ながらの都エリアはかなり狭いことがお分かりでしょう。
⑦光化門駅と景福宮駅
景福宮駅を利用する人はあまりいないと思います。光化門駅と景福宮駅は地図上で徒歩9分。
景福宮を見るなら光化門駅で降り、イスンシン将軍像や世宗大王の像を見ながら光化門広場という大きな通りを歩いて向かうのが王道コース。
世宗大王像の後ろに見えるのが景福宮です。
ちなみに光化門駅とさっき紹介した市庁駅までも地図上で徒歩5分。
光化門駅から出て、景福宮を背に直進すると着きます。清渓川も見ることが出来ます。
弘大・新村エリア
⑧弘大入口駅と合井駅
観光地である弘大入口駅と、ゲストハウスが多く集まる合井駅までは徒歩15分。
駅から出て大通りを真っすぐ行くだけ。
もちろん中の路地に入っても店なども多くて歩いても楽しいです。
⑨新村駅・梨大駅
また留学生も多い、新村と新村(京義線)、梨大駅などのエリアは徒歩移動可能です。
徒歩13分ほどで移動可能です。特に留学生で住んでいる方は地下鉄やバスに乗ってしまわずに素敵な店を見つけるために徒歩探検することをおすすめします。
路地によっては信じられないほどの坂道や階段が急に出てきたり、狭い路地や、路地がぼこぼこな場所もあるのでお気を付けください。
次は漢江より南のエリアに移動します。
江南エリア
江南駅・新論峴駅・駅三駅
江南駅周辺は言わずと知れた歓楽街。現地の若者にも大人気でいつ行っても人が多いです。なぜなら何でもあるから。
食堂、オリーブヤング、カフェ、クラブ、ショッピング…まで足りないものはないです。
遊びに来る若者、ビジネスマン、予備校生もいます。
ちなみに江南周辺は塾の競合地。お金持ちが住むエリアでもあることから一流の教育なら江南といわれるくらい教育熱も高く、それゆえ有名な塾なども多いです。
江南駅近くに一等地のTOEIC塾に行ってみました↓
新論峴駅にも多くの整形関連の病院があります。
他にも「ドーミーイン江南」や「ノボテルアンバサダー江南」「ベストウェスタン江南」などのホテルもあります。
新論峴駅と江南駅を繋ぐ大通りには無印良品からオリーブヤング、カフェ、裏の通りに行くと食堂から、おしゃれな呑み屋など何でもあり、裏通りでも大通りでも歩いていても飽きません。
地図上だと徒歩10分ですが、人を避けながら歩くため、もう少し時間がかかります。
新論峴駅周辺で医療脱毛した体験談は以下から↓
一方、江南駅から駅三駅(ヨクサム駅)までも徒歩15分です。緩やかな上り坂が続きます。
モーテル系のホテルなどもこの辺りにあるかと思います。
駅三駅まで行ってもビジネス街になり、特に観光できる場所はありませんが…
おわりに
ソウル旅行を続けていくうちに比較的ソウルは狭く、歩いてまわれる場所が多くあることに気が付くと思います。
徒歩だと地下鉄移動では気がつかなかった店や人との出会いがあるかもしれません。
夏は、ソウルだと道が狭かったり、人通りが多く日傘をさしにくい場合があるので、帽子をぜひ持参してください。
また、冬は-20,30℃近くまで冷える時もありますので無理をしないでくださいね。
以上そんあじでした。
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