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【韓国ソウルの新しい観光地、青瓦台】一般公開された青瓦台の見どころ・予約・外国人も見学可能!

韓国旅行

こんにちはそんあじです。今回はソウルの中で誰でも観覧できるようになった新しい観光地、青瓦台に行ってきましたのでご紹介します。

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青瓦台とは?

大韓民国の大統領官邸であり、大統領府と関係した業務を行う場所でした。今は一部を除き、行政機関としては使われていません。

ちょうど景福宮の裏(景福宮の上、北側)、つまり景福宮と北岳山に挟まれた場所にあります。

引用元:韓国地図コネスト (konest.com)

青瓦台は文在寅(ムンジェイン)元大統領の時期までは実際に住居・行政施設として使われており、当時まではゲートには警備が立ち、門は固く閉ざされ、ものものしい雰囲気でした。

一般人が簡単に観光可能となったのは、2022年当選した尹錫悦(ユンソクヨル)大統領が大統領府を龍山区に移転したため。そのため青瓦台が観光地として一般人に公開されるようになりました。

行くべき理由

実際につい最近まで韓国の中心として使われていたものを見ることが出来るという価値はもちろんですが、庭園の美しさや、建物のつくり、装飾の美しさが大きな見どころです。

きらびやかでありながらも、韓国らしさ、韓国美」を存分に生かした建物と装飾、庭園は一見の価値ありです。

「移転しまって使わないなんてもったいない」という気持ちと、「このような美しい場所は一般公開される価値ありだな」という両方の気持ちが芽生えます。

一般公開して敷地内の構造なども詳細に明らかになり、誰でも出入りしていることから、セキュリティ上からも以前のように機密を扱う行政の場や大統領官邸となって従来通りに戻ることは恐らくないでしょう…

行ってみて分かった注意事項

①敷地が想像より広い、かなりの傾斜の坂も含め坂があること、芝生広場がある、庭園などもあり全ての道がコンクリートで舗装されていないことなどから、ご自分がケガをしないためにもヒールなどではなく、履きなれた靴で来ることをおすすめします。

大統領がいる建物が傾斜のひどい坂の上にあり、行政など行う建物が坂の下にあります。

大統領の安全を確保するために侵入者があったときにかなりキツイ坂で侵入を遅らせるためかな?とか、非常時に大統領が下に早く走って来られるためかな?(下り坂を走り出したら足が勝手に動いてしまうほどの坂です)など色々想像してみました。

敷地内には庭や坂の傾斜をを遠回りして周る、まるでハイキングコースのような道も別に設けてありました。興味のある方はぜひスニーカーでお越しください。

②車いすや足が不自由な方、ベビーカーを使用されるご家族、その介護者の方へ。それでも見てまわれる施設がありますが、坂の傾斜がひどくて見に行けない建物や、コンクリ舗装されていない、道が細いところがあるなどで不便な場所も多々あるかと思います。

また建物内見学では、階段しかない場所もありそうです。韓国はハード面も含めてバリアフリーがあまり進んでいない印象です。

③建物の中にいるより、屋外を歩き回る時間の方が長いです。

ですが中に自販機や飲み物を買える売店が無かった気がします。(私の訪問時では)

水分を持っていく、熱中症対策を十分にしてください。また冬は寒さ対策をするなど健康面には十分に気を付けてください。

ゲートから入場します

青瓦台の敷地内の出入り門は3つあります。

韓国在住で韓国の電話番号など持っておりサイトから予約できる場合や、そのような友人や韓国人に予約をしてもらってその同伴者としていく場合は、サイト予約時に電子バーコード発行されるのでそれをゲート入場時にかざせばOK。その場合はどの門からでも入場可能。係の人が何人かゲートにいます。

予約なしで当日入場をしたい場合(外国人など条件あり)は正門近くにある総合案内所で指定の時間に「現場申請」する必要があるので正門から入りましょう。

詳しくは韓国観光公社のサイトをご覧ください。74年の時を経て一般開放!一躍ソウルの人気観光地に~旧大統領府・青瓦台~ : 韓国観光公社公式サイト「VISITKOREA」

迎賓館

迎賓館の外観はこのようになっています。

迎賓館に上がる階段に注目!韓国らしく可愛いです。

迎賓館の内部はこのようになっています。古っぽい感じもありますが、天井も高めで開放的な雰囲気。一方通行になっていました。

白と金を基調として、床はふさふさの絨毯。さすが韓国の顔として使われた場所であります。

建物を出て、振り返ると遠くにソウルタワーが見えます。

このような「今、ソウルにいるんだな」と感じられる、ふとした瞬間の日常の風景がソウルはとても美しく大好きです。皆さんもそうですよね?

本館

とうとう見えてきました、青瓦台の建物の中でもメイン、青色屋根の建物が本館です。

青瓦台の後ろに北岳山が構えていてかっこいいです。

近づいてみるとこんな感じ、ぜひ写真を撮ってほしいスポットです。

本館の中に入ってみましょう。

屋根の装飾が韓国らしくて素敵です。

入るとすぐ見えるのがこの正面の大階段。赤いじゅうたんがひいてあって特別感があります。

ちなみに階段から下を見下ろすとこのような感じです。

内部は様々な部屋があって覗いていくことが出来ます。建物内部は観覧ルート(一方通行)がロープでつくられており、赤いロープの外から、各部屋の中をのぞくことが出来ます。

まさに大統領たちが座って仕事をしていた場所ですね。

この部屋の絨毯もアジア感、韓国らしい素敵な柄です。

どの部屋も、それぞれきらびやかで、なおかつ韓国感があって素敵です。

色々なお部屋があります。

こちらは大統領夫人の迎賓スペースだった気がします。歴代の大統領夫人の写真も飾られています。

ドアノブ、電気スイッチ、タンスの柄という細部まで、豪華で韓国らしさが満点です。

窓から見えた美しい庭。岩と松の木、壁の柄など韓国らしい庭。

窓から見て美しく見えるように計算してつくられた庭だというのがよく分かります。

建物の隙間からふと目に入る空間も綺麗につくられています。

緑地園

敷地内の庭はどこも本当に美しく整えられています。庭師さん何人いらっしゃるんだろう…

敷地内には大統領たちが植樹した木があちこちにあり、木の横に「○○大統領記念植樹」の石碑もたっています。青瓦台を使用した歴代大統領の植樹を探すのも面白いです。

植樹した木が決まった一画に集中して植えられていないことから、おそらく各大統領がどこに植えたいか各自考えたのだと思います。

あえてそこに植えたのね、みたいな大統領植樹もあり、各大統領の個性や考えが見えるようです。

大統領官邸

大統領官邸は本館を出て、さらに奥の敷地にあります。この門をくぐっていくと居住エリアです。

居住スペースは韓屋です。適度な緑も整っており、静かで美しい場所です。

居住用の建物の周囲がぐるっと一周できるようになっており、居住用の建物の窓が開けられているため各部屋が以下の写真のように外から覗けます。

理容室の部屋もあったり、夫人のクローゼット部屋など様々な部屋があります。

その他

朝鮮時代の庭のような庭と池もありました。まるで時代劇の王様が水辺でたたずんで考え事をするような木に囲まれた池です。

他にもこのような芝生広場もあります。芝生広場にはいくつかの小さなテントやオブジェが設置されており、一般客がくつろいで座ったり写真を撮ったりできます。

芝生に座っていると公園だと錯覚してしまいますが、この芝生広場はなんと「ヘリポート」だったそうです。

他にも守宮址など昔の石碑がある場所など様々な見どころがあります。

春秋館

青瓦台の敷地をぐるっとまわって、また正面の方に戻ってくるとある建物が春秋館です。

記者会見を行ったり、記者の待機場所として使った建物です。韓国のニュースで見たことがある風景ですね。

これは本当に使っていた場所なので近づけませんが、1階にはこの記者会見台のレプリカが用意されており、記者会見をしているかのような記念写真が撮れるようになっていました。

またすぐ隣の建物だったかが、ミニ博物館のようにされていて青瓦台の歴史をパネルなどで学ぶことが出来るようになっていました。

予約

予約についてはこちらの韓国観光公社のサイトが詳しいですので、ご参考に。

74年の時を経て一般開放!一躍ソウルの人気観光地に~旧大統領府・青瓦台~ : 韓国観光公社公式サイト「VISITKOREA」

火曜が定休日のようです。

現在海外在住者はネット事前予約が出来ないようですので、正門で並んでいただくか、事前予約をしてくれた韓国在住の知り合いと入場するかのいずれかの方法かと思います。

変更の可能性もあるのでご注意ください。

アクセス

景福宮から地図上では徒歩17分、景福宮駅からは徒歩20分ですが、上り坂なので、けっこう遠く大変です。体感ではこの時間では着かないですね…

景福宮周辺から出ているシャトルバスや市バス、景福宮駅からの自動走行バスなどに乗車するのが良いです。

私は市バスで向かってしまったのでシャトルバスなどを利用したことがなく詳しいことは分かりませんのが、上記の観光公社サイトから飛べたこちらのサイト情報をもとに調べてみました。https://www.opencheongwadae.kr/sub1102

引用元:https://www.opencheongwadae.kr/sub1102

・以前はお年寄りなど限られた人のみ乗車可能でしたが、現在は青瓦台訪問者なら誰でも利用可能です。

・運行期間は2023年の青瓦台観覧日で、休館日は運行しません

・ルート:行きは景福宮の東側駐車場で乗車、その他バス停は止まらず、青瓦台ヨンム館(演舞館)に到着。

帰りは青瓦台ヨンム館(演舞館)から景福宮東側駐車場に到着。

引用元:https://www.opencheongwadae.kr/sub1102

シャトルバスのバス停の「景福宮東側駐車場」とは?

引用元:네이버 지도 (naver.com) 青線は筆者記入

景福宮の東側の駐車場内に「青瓦台出会いの場」という名のバス停が作られているようです。

景福宮の東側大通りを歩きます。大通り向かいのこのような場所、振り返ると駐車場入り口です。

引用元:네이버 지도 (naver.com) 

ここが駐車場入り口です。

引用元:네이버 지도 (naver.com) 

中にずんずんと進んでいくと

引用元:네이버 지도 (naver.com) 

この青い看板と青いバスが青瓦台シャトルバスです。

引用元:네이버 지도 (naver.com) 

この青いバスがシャトルバスです。バス横に青瓦台のイラストが描かれています。

引用元:네이버 지도 (naver.com) 

こちらが駐車場から青瓦台行きの時刻表です。

青色の時刻が駐車場の出発時間、赤色の時間が青瓦台到着予定時刻です。

引用元:청와대 관람 순환버스 | 청와대, 국민 품으로 (opencheongwadae.kr)

これが帰りの青瓦台から駐車場到着時刻表です。 青瓦台出発が青色の時刻、景福宮の東側駐車場へ到着予定が赤色の時間です。

引用元:청와대 관람 순환버스 | 청와대, 국민 품으로 (opencheongwadae.kr)

12,1,2月中は17時半と17時45分が帰り便の最終となるそうです(観覧時間が17時半までのため)

こちらは車いすの方と車いす介助者専用のミニシャトルバスの時刻表と規定です。

引用元:청와대 관람 순환버스 | 청와대, 국민 품으로 (opencheongwadae.kr)

金土日と祝日のみの運行ですのでご注意ください。

車いす用座席2左記、一般席6席です。自動車いすも一般車いすもどちらも可能です。

行き(駐車場から青瓦台)がこちら。先ほどの同じ場所の駐車場から出発するようです。

引用元:청와대 관람 순환버스 | 청와대, 국민 품으로 (opencheongwadae.kr)

帰りはこちら(青瓦台から駐車場):冬季の帰り時間が変更なのは上記と同じです。

引用元:청와대 관람 순환버스 | 청와대, 국민 품으로 (opencheongwadae.kr)

ソウル市自立走行バスとは?

先ほどとはバス停が異なります。乗れる条件はTmoneyカードを持っていること。

カードをかざして乗下車してもお金がかからないとのことです。サイトを見ましたが何番のバスなのか、市バスでその区間だけ課金されないのかよく分かりませんでした。

一般の市バスでのアクセス

引用元:오시는 길 | 청와대, 국민 품으로 (opencheongwadae.kr)

景福宮駅3番出口前のバス停から1711,1020,7018,7016,7022,7212番のバスのいずれかに乗車し「효자동 정류장ヒョジャドン停留所」で下車します。

もしくは「国立古宮博物館」バス停で01番バスに乗って「青瓦台停留所」もしくは「春秋門停留所」で下車です。

市バスの最寄り駅で下車し、青瓦台まで少し歩きますが、向かう道はこんな感じのミニ植物園のような空間がありました。のちに地図で検索してみると「무궁화동산」という場所のようです。

おわりに

一度は見て損はない施設です。韓国の考えるきらびやかさやアピールしたい韓国らしさ、韓国美が何かを感じられる空間です。

ただ屋外移動がほとんどになるので体調や熱中症、寒さにはご注意ください。

またバスについては実際に乗車していないこと、また変更もある可能性がある点をご了承ください。

以上そんあじでした。

コメント

  1. 横浜市まさゆき より:

    そんあじさん
    私も8月に訪問しましたけど記事の内容通りで当時を思い出しました。
    コロナ以降初の訪韓でしたけど素晴らしい施設を無料開放してもらい何よりでした。

    • nana より:

      記事をお読みいただきありがとうございます。派手な観光地ではありませんが、特に庭園を含めて今まで入れなかったのが残念に感じるほどに素晴らしい施設ですね。