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【韓国ソウルで野球観戦】in蚕室野球場(チャムシル野球場)

韓国旅行

こんにちは、そんあじです。初めて韓国プロ野球観戦に行ってきました。

日本のプロ野球観戦とは応援方法や球場内の雰囲気、グルメなどもまた違って面白かったです。

もともとスポーツ観戦がお好きな方はもちろん、ショッピングもKPOPも興味無いけど韓国旅行でやることないかな…という方や、そのような男性にも十分おすすめできるソウル観光の一つです。

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韓国プロ野球について

韓国のプロ野球リーグは「KBO」と言います。

現在10チームあり、「ロッテジャイアンツ」「サムソンライオンズ」「LGツインズ」「KIAタイガーズ」などがあります。

チーム名からも分かるように、ほとんどのチームは韓国の大企業が保有しています。

各チームの本拠地はソウル、仁川、水原、釜山、大邱など様々ですが、ソウルだけで3チームもあり、ここも日本と違いますね。

10チームが参加するペナントリーグは4月~10月末まで行われます。

蚕室野球場へのアクセス

地下鉄2・9号線「総合運動場駅」が最寄りです。COEXなどある駅の隣の駅です。

文字通りスポーツ施設も多く、蚕室室内体育館はコンサートでも使われています。

構内にコンビニもありました。店内が狭めで、飲料の種類も多くはありませんでした。

ただ野球場内や野球場周りのコンビニで買うよりはそれでも混雑も品ぞろえも多少良いかなと感じました。

球団のマスコットキャラクター勢揃いのパッケージが可愛いです。「ホームランボール」というチョコシューのお菓子です。口に放り込みやすく、手も汚れないので観戦中にもよいです。大きいサイズなので約450円。

改札を出ます。

野球場は6番出口から出ます。

6番出口脇にはロッカーもありました。アプリをインストールし、電子決済のようです。野球の時は空きが多かったです。

6番出口を出るとすぐに野球場です。公式ではなさそうですがアジュンマたちが座って応援棒を販売していました。

グルメ

野球観戦の醍醐味の一つは、食べて飲むことですね。

この球場では入場時に持ち込み検査はありますが、口頭で「持ってないですね?」と聞かれるのみで、カバンを開いて見せるようなことはなかったです。

このような球場の外側をぐるっと周ってみましょう。

チキン屋さん、ハンバーガー屋さん、右端がコンビニです。

このハンバーガー屋さん「MOMsTOUCH」については以下の記事をご覧ください。

この店舗は野球場前なので記事でご紹介したメニューが普通の店とは異なっている可能背は高いです。

【日本未上陸の韓国ファーストフード店】マムズタッチ!ハンバーガーと一人前チキンのお店
こんにちは、そんあじです。韓国に行った際に、「チキン食べたいけど1人では多いな」「今日はファーストフードの気分だな」という日もありますよね。そんな方におすすめの韓国のハンバーガー屋さんを紹介します。韓国のハンバーガ...

外側と球場内のコンビニはいくつもありますが水、氷、アイス、多少のお菓子と、それぞほんの数種類ずつ最低限の物だけ揃えてあり、狭めで混んでいます。事前に買ってくる方が良さそうです。

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他にもキンパ屋、ケンタッキー、餃子屋など、観戦中に食べやすそうな思いつく料理は何でもありました。

日本の野球観戦時よりも食べ物についてのお客さんの雰囲気も緩く、何か常に食べていたり、観戦中に席を立って食べ物や飲み物を買ってきている人が、日本に比べてかなり多くて自由な雰囲気でした。

球場外で買えるグルメの中で、人気で並んでいたのがこの「ワンショット」!

地下鉄6番出口出てそのまま真っすぐ行き、少し奥まった場所にありますが、現地の方も並んでいました。

回転がはやく5分も待てば買えました。Mr.Pizzaのピザ購入列とは異なるので並ぶ場所に注意です。

天才的な発明!下がビール、上がポテトとチキンです。

飲み物はサイダーかコーラにも変更可能。甘めのタルタルソースみたいなものがかかっていました。

このように球場内で写真を撮っても映えます。

私は上がポテト&エビボール(エビすり身揚げ)のセットにしました。1300円ほど。

座席のカップホルダーに入るのですが、カップが細すぎる&上が重いため不安定で、手で持つか押さえないと倒れてしまいます。

可愛いマンホール蓋?を見つけて撮影しました。

球場内の様子

中に入場してみました。チキン屋、飲料系の店、ビール屋、ユニフォーム売り場、コンビニなどあります。

球場内のコンビニで皆買う人気商品がこの「クールショット」というアイス。

日本でいうアイスBOXのような氷のアイスです。

ピーチ風味の細かい氷アイスがざくざく入っています。

好きな飲み物を入れて氷ジュースにも出来ました。

フタがしっかり閉まるので、首などにあてて体を冷やせて熱中症予防にも効果的でした。

2階にはキッズルームがありました。覗いてみると保護者と遊ぶ場所というより、託児所のようです。滑り台などあり、職員さん(保育士さん?)もいました。

親は野球に、子どもは遊びに、集中できてお互い楽しくありがたいですね。

お手洗いはあちこちにあります。

トイレ内エアコンがかなり効いており、球場内で最も涼しい場所でした。暑い時はトイレに避難しましょう。

球場の上の方の階ではロッテタワーもよく見えました。

すぐ隣のオリンピックメインスタジアムも見えます。

チケットの値段など

テーブル席といって席の前にテーブルがある席も検討しましたが今回は予約でいっぱいで買えず。

今回は紺の318辺りの座席でした。平日で1人約1300円です。

あまり前の席を取ると手すり(?)があってよく見えない可能性があるので、前から4列以降の席がおすすめだそうです。

引用元: 두산베어스 (doosanbears.com)

ネット予約のため1人当たり100円の手数料がかかりました。

当日、球場周りに設置されている自動発券機で、ネット予約時に送られてきたバーコードをかざして発券します。

もちろん球場周りには、有人の当日券売り場も何か所かありました。

最安チケットは、平日の外野席で約800円です。一番高いチケットはプレミアム席の8000円。

テーブル席で約5000円、また各座席で3000円、2000円、1800円ほどです。

これでも日本のプロ野球観戦より安いです。

座席について

この紺色の席はどちらのファンも混在しています。

また応援もがっつりする席でないため周りの方も着席し、食べ飲みを楽しみながら、自由に離着席するように、自分のペースで観戦する方が多く、比較的落ち着いていました。

眺めも最高の席です。

空の眺めも良く、試合も全体を把握しやすく、しかも昼間も日陰の席、チケット価格も手ごろで、おすすめの席です。

3塁側のビジター席。応援も白熱していました。

1塁側、ホームチームのファンたちが座っています。

蚕室野球場は「LGツインズ」と「斗山ベアーズ」という2つのチームのホーム球場です。

ひとつの球場で2つのチームがホームとして使っています。

今回はLGツインズvsキウム。

平日なので退勤時間を過ぎてから来場する人もいてどんどん混んできました。1塁側座席は混んでおり、LGの人気がすごいです。

試合が進んでいくと、夕暮れの空も見られて贅沢です。

さらに暗くなっていくと、また違って素敵な雰囲気です。

この時間になると8月でも風が吹いて涼しかったです。昼、夕暮れ、夜と一度の試合で3つの違った雰囲気を味わえます。

グッズ

球場周りの常設ショップはLGと斗山の2種類ありました。今回はLGの試合ですので、球場周りはLGのグッズショップが開店しています。斗山の試合の時は斗山のグッズショップが開店するという仕組みなようです。

このクッションは表がユニフォーム柄、裏がタコのキャラクターになっていて可愛いです。

LGファンの自慢が下の写真のスカジャンです。

なぜかというとLGは、春夏のレギュラーシーズンが終わった秋シーズン(リーグ上位5位圏に入ったチームが最終優勝チームを決めるために行う)の試合にも出場する場合が多いです。

春夏のレギュラーシーズンで1位だと「韓国シリーズ」(決勝)に直行でき、上位5位になれば5位以内同士で戦うことができ、生き残ると韓国シリーズに進出できます。

つまり応援にスカジャンが必要な涼しい秋に試合が出来る=韓国シリーズ争いや韓国シリーズに参戦できる強いチームということです。

左下のピンクのTシャツは、「ポロロ」という韓国アニメのルピーというキャラとLGツインズのコラボグッズです。

他のグッズショップではコカ・コーラとLGコラボのグッズを販売していました。

日本の球団より、各韓国球団は有名どころとコラボしたコラボ商品も多い印象です。

これはグッズショップでなく入り口で撮ったのですが、LGのマスコットキャラクターの双子ちゃん(?)グッズも様々ありました。

ビジターのチームのグッズは球場内にも少し並べてありましたが、ユニフォーム程度でした。

また地下鉄駅前のグッズショップにはホーム、当日のビジター問わず全国の各球団のグッズがありましたが、狭かったです。

試合について

肝心の試合について書きます。

試合ですが選手たちやプレーの雰囲気も日本のプロ野球とは少し違った気がします。

「おっとそこで球落とすかぁ!」「また盗塁されてるじゃん!?」など、ハラハラして面白いです。

韓国野球は大量に点を取ったり取られたりします。この前の試合はなんと8対17。

点数をボコボコに取られるかわりに、ボコボコに取って、という感じですね。

着実に抑えていこう!という雰囲気というよりは、取られても取り返せばええ!という感じなのか、これはこれで面白いです。むしろこちらの試合スタイル?が好みの方もいらっしゃるかもしれません。

お掃除ロボ?グラウンド整備ロボも可愛いです。

日本のプロ野球との違い

①応援はホームの専属アナウンサーと応援団長で主導でスピーカー通して行われる

スピーカー越しにチーム専属アナウンサーがDJのようにコメントしたり、始めの選手の紹介、イベントの観客席ダンスタイムの盛り上げなどしていました。

応援団長もまた別におり、応援の音頭を取ったりしていました。

またビジターチームについては一切触れないのが新鮮でした。

野球の解説はせず、応援の盛り上げやイベント盛り上げだけのアナウンスをしています。

②ウグイス嬢案内もなし

日本のウグイス嬢のような「〇番○○」「〇番○○にかわり、○○」というような案内や「ファウルボールにご注意ください」というアナウンスもありませんでした。

登場するバッターごとのスピーカーの曲付き登場もなく、いつの間にか選手が打ち終わって、しれっと交代していることも多々。

③チアたちやマスコットキャラクターは座席にのみいる

日本だとチアがグラウンドに登場するダンスタイムなどありますが、韓国のチームのチアたちや球団キャラクターはグラウンド上に登場しません。

各チーム座席にあるミニステージで各々勝手に好きな曲を同時にかけて踊りまくったり、好きなタイミングで登場していたりしました。

④応援も入り乱れる

日本では「今はこっちのチームの応援ターン」、「今はあっちのチームの応援ターン」と分かれていて、相手の時間は静かにするなど、応援がどっちのターンかはっきり分かれて、整然としています。

韓国の場合は応援ターンのような概念がおそらく無いです。

各チームが各々が好きな時に、相手と被ろうが構わず、自分のチーム側のスピーカーから各々別々の好きな音楽をかけて各チームそれぞれの応援をしています。かける曲はKPOPや、KPOPにのせた応援替え歌など。

ですから右からは音楽と応援、左からは全く異なる音楽と応援が聞こえ、各々好きに歌って相手の応援なんて知ったこっちゃないというマイペース野外カラオケ、野外叫び放題状態です。(それなりにルールはあるんでしょうが)

⑤スクリーンが使われない

日本では、各選手の登場時や応援の盛り上げに球場の画面が使用されますが、韓国のはあまり使われていませんでした。

使うのはビデオ判定と、選手紹介の同じ画面、観客席を映すミニダンスイベントの時くらいです。

⑥自由に離着席

休憩タイムや相手の攻撃時に限らず、好きな時に離席して好きな時に戻ってくる、また退勤時間になって仕事終わりに入場してくるというような方もかなり多くて自由です。お一人様も多かったです。

みんな度々離席してコンビニで飲み物やアイス、テイクアウトで紙袋に入れてもらったハンバーガーなどを買ってきていました。

⑦ビール売り

日本のビール売りはほとんどが若い女性ですが、韓国の場合は男性が多いです。

重いんだから女性である必要はないし、若い女性である必要ないですよね。

そもそも買っている方も少なく、日本ほど需要がなさそうです。おそらく離席が自由、球場内にコンビニがあちこちにある、酒含めて飲料店も球場内にある、持ち込みも厳しくないという理由でしょう。

おわりに

日本のプロ野球よりもお手軽なチケット代で、日韓の文化の違いを感じられる体験となりました。

日本のプロ野球の安定感や洗練感(?)もいいし、韓国のプロ野球の粗い感じや自由気ままな盛り上がりスタイルも良いですね。

今回は野外の野球場でしたが、次回はソウル市内のドームで観戦してみたいと思います。

以上、そんあじでした。

コメント

  1. 横浜市まさゆき より:

    そんあじさん
    私も以前チメク(チキン、メッチュ)しながら野球観戦しました。
    一度だけソウルのスカイドームで観戦しましたけど空調効いてるので今年のような猛暑にはふさわしいと思いました。

  2. […] […]