こんにちは、そんあじです。今回は韓国ソウル旅行でも人気のスポットである南大門市場についてご紹介します。
南大門市場とは
地下鉄でいうと4号線「会賢駅」フェヒョン駅です。
明洞からも徒歩で来られます。明洞駅前からだと地図上で徒歩11分です。明洞内であれば徒歩20分程度で行けます。
ソウル広場などがある1,2号線の市庁駅からも徒歩10分ほどです。
周囲にはいわゆる南大門の「崇礼門」もあります。
外国人観光客もいますが、外国人よりも現地のご年配の方で賑わっています。
売っているものはカバン、衣類、生活用品、眼鏡屋さん、あとは食堂やカフェ、お土産屋さんなど。衣類といっても東大門とはまた違って年配の方向けのがほとんどです。
南大門カルグクス通り
今回はここに行きたくて南大門市場にやってまいりました。リピートしています。
地下鉄の会賢駅5番出口の向かいにカルグクス通りはあります。ここが5番出口です。
地下鉄5番出口を出て、すぐ向かいに知らないと通り過ぎてしまうような、このひっそりとした入り口がカルグクス通りの入り口です。
中に入ると賑わいが凄いです。現地の方もかなり多いです。
短い通りにカルグクス屋さんが何件もひしめき合っています。
エアコンは各店にありますが、ほぼ野外&調理しているので席によってはかなり暑いです。
両脇の店から、お客さんへの呼び込みがすごくて初めてだとうろたえてしまいます。
でもどの店も店は違いますがメニューは同じ、価格も同じです。
今回はこのお店にしてみました。番号で注文出来ました。
もちろんスペシャルセット(麦ビビンバ、カルグクス、ビビン冷麺、みそ汁、キムチ)のセットで8000ウォン(850円ほど)にしました。
お茶や箸はセルフです。
まずはみそ汁から。出来たメニューから順に出てくるコース料理式です。(笑)
味噌汁は出汁が美味しすぎて飲みほしてしまいました。にぼしがゴロゴロ入っていて、そりゃあ出汁が美味しいに決まっているわと納得。
ビビンバはコチュジャンとたっぷり野菜、下にひとつかみの麦ごはんが入っています。
キムチは普通です。
混ぜると最高です。次々来るお客さんをさばいていく店員のおば様方の手際も素晴らしいです。
次は冷麺が出ました。甘辛酸っぱいコチュジャン味のビビン冷麺です。
甘酸っぱ辛い韓国らしいソースは最高です。
カルグクスも来ました。しみわたる出汁の味です。日本人の口にも合う味だと思います。
麺がもちもちで美味しいです。どの店もカルグクスの麺を粉から練って切って茹でています。
座っているカウンター席のすぐ向かいで調理しているので、麺を作っている様子もタイミングが合えば見られますよ。
カルグクス麺は、うどんやそうめん、きしめんとも少し違います。
しいて言えば味噌煮込みうどんの粉感ある麺?(あそこまで硬くないですが)に似ています。
ひとつの店で席が5つくらいしかありませんが、回転がはやいです。
どの店もおそらく現金のみ、もしくは口座送金のみのようです。
ホットック屋さん
南大門のゲート2脇の大通りに面する場所にあるホットク屋台は有名です。
現地の人を含めて、10人ほど並んでいました。
ホットクとは具をもちもち生地で包んで鉄板で揚げ焼きした間食です。
ホットケーキのようにふわふわ系でなくて、もちもちの生地です。
このような小さな屋台ですが人気です。
この屋台「南大門野菜ホットク」では以下のようなメニューがあります。
野菜ホットックは細かく切ったチャプチェ(韓国の春雨炒め)のようなものが入っています。甘じょっぱい系の春雨炒め入りで、これも美味しい。
手前に写っているパプリカや青唐辛子、なつめなどが入った野菜特製ソースを仕上げにハケで塗って渡してくれます。
ホットクといえば、はちみつ種ホットクです。中身はシナモン、種、はちみつなどを和えた甘いシロップが入っています。
持ち帰りと伝えると、コンビニの肉まんが入っているような紙袋に入れてくれました。(↓写真以下)
持ち帰りでない場合は、紙コップにホットクをさして、半分紙コップからホットクが頭を出している状態で渡してくれます。その場ですぐ食べきらない場合は紙袋でお願いしたほうが良さそう。
美味しいですが焼くというより、かなりの量の油で鉄板上でほぼ揚げている状態です。
食後なら誰かと半分でもいいかも。もしくは紙袋に入れてもらって持って帰れるようにしてもいいかもしれません。
ここの屋台は南大門に行くたびに個人的に何回も購入していますが、今回初めて「ホットク冷凍包装されます。日本に持っていけるよう包装してあげます」という日本語看板が出ていましたので、冷凍持ち帰りに挑戦してみました。
冷凍販売の条件は5個単位から購入可。1個や2個の冷凍持ち帰りは不可で、5個、10個、15個…という単位で販売しているようです。
また味は1種類のみ。5個のうち野菜が3個、はちみつ2個、というようには出来ず、はちみつならはちみつで5個、野菜なら野菜で5個です。
冷凍と伝えるとおじさまがどこかに消えて(冷凍室のある場所に行ったのか?)、5分ほど待つと持ってきて貰えました。このような普通のビニール袋にいれてあります。
この1つを透明のビニールに入れた物を、青い袋で5個のかたまりにしているようです。
ホットク、保冷剤を黒いビニール袋にいれてくれました。
大きめの保冷剤ですが、中身は保冷ジェルでなくて水を凍らせた保冷剤でした。
スーツケースに入れて特に何の申告もなく日本に持ち帰れました。
お皿にうつして、電子レンジで数秒~1分加熱すると熱々で食べられました。
ホテルに冷凍庫があるかなども考え、また包装も簡易的なものですので、各自自己責任で持ち帰ってください。
これは難しいかも…という方は韓国のスーパーマーケットには「ホットック手作りキット」のようなものも販売されています。
ホットック粉と中身のシナモン&砂糖&種の粉などが入っており、油、水、ボウルなど用意してフライパンで焼くだけのキットです。お土産にもおすすめです。
日本でもスーパーに「ガトーショコラ手作りキット」とかありますよね。あんな感じです。
カルチチョリム通り
南大門市場の現地の人には有名なグルメが「カルチジョリム」、太刀魚の煮つけです。
太刀魚を赤い汁で煮込んだおかずです。
こちらも色々な店がひしめき合っていますが、どの店も太刀魚の辛い煮つけがメインです。路地が良い感じですね。
看板のカルチちゃんの顔やポーズが店によって異なるのも見どころです。
今回はこちらの店「ワンソン食堂」にしました。
どの店も番組や有名人が来ているようで、どこが良いかよく分かりません。笑
この方は韓国の「孤独のグルメ」的な、美食家のおじさまです。
店内で食べると、どのお店も焼き魚も出してくれます。
今回はテイクアウトにしました。
半分だけ火が通っているので、食べるときは火を通してねと言われました。
店によって異なるかと思いますが生で食べないようにご注意ください。2人分から注文可能な店がほとんどかと思います。
ホテルには調理施設や鍋が無い場合がほとんどでしょうし、今回の店だけかもしれませんが、おかずの焼き魚、ご飯やキムチなどは貰えなかったので、出来ればテイクアウトでなくて現地で食べるのをおすすめします。
けっこう甘いんだけれど結構辛いです。ただ、なぜか病みつきの味です。ご飯が進みます。
帰って、鍋で煮込んだ様子が以下です。
近所でキンパや栗マッコリも買ってきて満足な一食となりました。
雑談ですが栗マッコリ、甘くてとても美味しいです。甘くて飲みやすいです。
韓国ではマッコリはかなり安価で買えます。
この店のメニュー表です。太刀魚の煮つけ2人分で24000ウォン(約2600円)。
韓国は魚系の料理は少し値がはります。周りの店も同じようなものかと思います。
韓国は肉系の料理が多いので、肉に飽きたり、魚のほうが好きな方は是非一度ご賞味あれ。
コロナ渦で観光客がいない時に訪問した際には、隣の席も日本人の方でした。
やっぱり日本人は魚料理が恋しくなりますよね…。この時は焼き魚が恋しくて食べに来ました。
観光客さんはもちろん、留学生などで魚料理が食べたい方にもおすすめです。
可愛いカフェ
さあ、食後はカフェでゆっくりが韓国流です。
南大門市場はテイクアウト専用カフェや、座席が少ししかないカフェ、年配の方向けの店はあるのですが、若い人も入れる雰囲気で座席も多く、店内でゆっくりできるカフェがあまり無いのが難点だったのですが、今回可愛いカフェが新しく出来ていたのでご紹介します。
「ムンチチカフェ」です。
明るい店内です。
飲み物だけでなくてパンや焼き菓子も並んでいます。
サラダや飲み物、サンドイッチ類も揃えてあるので、韓国料理が苦手な方のお昼ごはん場所にも使えそうです。
お昼過ぎの時間だったのであまり並んでいなかったのかもしれません、
お水などはセルフです。Wi-Fiもあるようですね。
店内はこの写真の奥の右側にも席があって、南大門市場にあるカフェにしてはかなり広くて座席も多いです。
奥の席はこのような感じでした。席数が多くて助かります。席によっては壁にコンセントもありました。
メニュー表です。小さく英語も書かれています。
1杯で約500円~なので、韓国カフェの標準的な価格です。
呼び出しベルもくれるので安心です。
このような伝統茶もあるようですので、老若男女問わず使えそう。実際にお店も外国人から現地のおじさま、おばあ様から若い方まで様々でした。
お手洗いも店内にあります。
飲み物はヨーグルトイチゴスムージー?と、マンゴースムージー?、じゃがいもパンを注文しました。
ご覧の通り、飲み物が多くて飲みきれなかったです。
じゃがいもパンは甘いもちもち生地に、マッシュポテトが包まれている食べ物でした。
皮が甘くてマッシュポテトはしょっぱいので、韓国人が好きな味ですね、これは。
韓国のトースト屋台では、しょっぱいハムチーズトーストに砂糖かけるのが普通の国です。
どんな方も入りやすくて広いカフェとして今後も重宝しそうです。キャラクターも可愛い。
会賢駅でなく、南大門地下ショッピングセンター2番出口の近くです。
会賢駅からは5番出口から271mだそうです。
細い路地の中でなく、広い買い物通りに面しているので歩いていたら見つかるはずです。
日曜は定休日だそうです。カルチジョリム通りも日曜休みの店も多いです。市場なので平日や土曜に来る方が他の店も開いているかと思います。
おわりに
明洞や市庁からも徒歩圏内の南大門市場。現地の人が集まるグルメを体験したい方はぜひお越しください。
明洞の食堂については以下の記事をご参考に。
以上そんあじでした。
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