こんにちは、そんあじです。寒い時期の韓国旅行の際の注意点や持ち物などについてご紹介します。(PRあり)
寒さは?
韓国の首都ソウルは、緯度でいうと日本の新潟県にあたります。風や海流の影響などから、新潟県よりもさらに寒いとも言われています。気候から見ると北海道の釧路にあたると言っている人も。
10月の某日のソウルの気温です。最高19度で、最低気温7度。
日本の同じ日の気温と比較します。最高気温は札幌や釧路と同じ。さらに最低気温はソウルの方が低い、つまり一概にはいえませんが、北海道より寒い日もあるということです。
東北地方や北海道に住んだことのある人以外にとっては、経験したことのない厳しい寒さです。
冬の平均気温は-1.1℃~2.8℃。(コンビニの飲み物が置いてあるウォークイン冷蔵庫が3℃ほどです。)
2024年1月の韓国では1日の最高気温が-8.2℃の日もありました。最低気温でなく最高気温です…。
このように日中の最高気温がマイナス気温であることも韓国の冬ではザラにあります。
さらに最低気温では、2021年でも-20℃近いこともありました。
-20℃は、業務用の冷凍庫と同じくらいの気温。これでお分かりのように、何の対策もなくいれば命の危険がある温度です。
体感からいっても、風がビュービュー吹き付ける寒さというよりは、本当に冷凍庫のようなシンとした静かな、芯から凍えるような寒さです。
降雪は?
ソウルでは雪はあまり降りません。逆に、雪が降る日は「今日は比較的暖かいね」と言われるくらい。
たまに降ることもありますが、その際は交通が遅れることもあるので注意しましょう。
道路環境が良くない所もあるために、側溝の上やマンホールの上などを歩かないようにしましょう。
上着?ダウンコート?
ダウンコート必須。
日本では買ってよかったと思うくらい暖かい以下のようなダウンコートでは、ソウルの冬には太刀打ちできませんでした。寒すぎて歩けないくらい寒かったです。
中身は、羽毛がおすすめ。中が人工綿よりもかなり暖かいです。韓国ではダックよりも良い、水鳥の「グース」が暖かくて人気があります。
以下で、韓国現地の人がよく着ているブランドのいくつかをご紹介します。
おすすめ①ノースフェイス(The North Face)
韓国でも人気のノースフェイス。
首元もしっかりと中身が詰まっており、マフラーの代わりになります。
|
やはり暖かいロング丈なので暖かさも安心。
袖部分はマジックテープなので、丈を調節できます。
おすすめ②Black Yak
Black Yakは、韓国のアウトドアブランド。
国民的人気歌手のIU(アイユ)さんが広告塔を務めるなど、韓国では知名度の高いメーカーです。
|
このように袖の部分が、伸縮性のある中地がついて二重になっていることで、風が入って来る隙間が無いようになっています。些細なことに思えますが、寒い韓国だとこれが全然違うんですよ。
ショート丈なので日本の普段使いでも着られそう。
おすすめ③ナショナルジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC)
ここのブランドも、韓国で着ている現地の人を見かけます。
男女兼用で、フードやロゴが着脱可能なようです。外ポケットも多く、内ポケットもあるようです。
男性だと冬にはカバンを持ち歩かず、内ポケットに財布を入れているのも見かけますね。
しっかり中身が詰まっているダウンコートですが、もっさりした感じに見えないスタイルなのもいいですね。
おすすめ④ディスカバリー(Discovery EXPEDITION)
ディスカバリーチャンネルのアウトドアブランドです。
オーソドックスな黒と白以外に、柔らかい印象を与える薄いブルーやベージュもあり、色が可愛いです。
機能面の基本を全て押さえたロングペディンですね。
韓国現地ならどこで買う?
韓国の現地では、以上で紹介したようなアウトドアブランド店、アウトドアブランド店のアウトレット、あとはスポーツブランド(アディダス、NBAなど)で購入できます。
他にもトップテンやSPAOという、日本でいうGUのようなファストファッションのお店にもあります。
ただ安いものだと中が人工綿であったり、厚みが全然違ったりと安物買いの銭失いになる場合も。
中身の素材が綿なのか羽毛なのか?中身の厚みは十分か?袖や首部分が閉まっており風が入らないか?などをよく見て購入することをお勧めします。
ニット帽や耳当てなどは?
韓国の若い人はニット帽(毛糸の帽子?)や耳当てをしている人はあまりいません。
(もちろん年配の方や、屋外作業している方を除いて)
代わりに、先ほどご紹介したペディンのフードをかぶっています。
このようなダウンコートだと、フードが軽くて、風ですぐに脱げてしまいますが、
韓国で多くの人が着ているものは、上で紹介したように中身がさらにギュッと詰まっており、重量感(?)があることから、簡単に風で脱げたりしません。ものによってはゴムでぎゅっと絞れるようになっているものもあります。
耳当てなども現地の人はしていない人が多いですが、耳を隠さないと痛くなる寒さです。
身体の部位が露出しないようにしましょう。顔にもマスクを防寒具としてつけるとかなり違います。
カイロは?
韓国は室内はかなり暖かい場合が多いです。
飲食店やカフェなども、ドア付近や風の通り道の席でなければ、かなりの重ね着をしていなくても充分です。
また韓国のお宅や韓屋などのオンドル(床暖房)がある部屋だと、長袖の薄手Tシャツでも充分なくらいです。
韓国は夏も冬も、外気温と室内の温度差がすごく激しいです。(夏は冷房ガンガン、冬は暖房ガンガン)
なので、脱ぎ着しやすい温度調節が出来る衣服がおすすめです。
しかし、屋外を歩くのが分かっている日には、貼るカイロなどを貼るなどしっかり寒さ対策しましょう。
また、貼らないカイロもあるとおススメ。本当に寒い日には右ポケットの右手用、左ポケットの左用と2個のカイロを使う日もありました。
日本からカイロを持ち込むのも良いですが、韓国のコンビニでも購入できます。
韓国のカイロは中身の量が多くて分厚く、日本のカイロより圧倒的に暖かい(熱い)のでおすすめ。
日本のメーカーでは、個人的に温かくて良いなと買っている「桐灰」さんのカイロは平均53℃、最高63℃くらいに設計されているらしいです。(参考:カイロのしくみ|カイロのすべて|桐灰カイロ|小林製薬 (kobayashi.co.jp))
|
一方、韓国の、特に軍隊用のカイロだと最高70℃(平均温度64℃)です。暖かさの違いはありますね。(参考:마이핫 보온대 핫팩 군용 대용량 겨울 캠핑 군대 군인 손난로 발난로 배달 90g 160g : 메디포밀리 (naver.com))
安全基準など違うのでしょうか?このように日本の製品より熱くなる物もあるため、火傷など取り扱いには十分ご注意ください。
韓国語でカイロは、「핫팩」(ハッペク=ホットパック)や、「손난로」(ソンナンロ=手暖炉)と言います。
防寒ブーツ(スノーブーツ)
普通のスニーカーでは寒いですし、雨や雪の場合は専用の防寒靴がおすすめ。
江南地下街などでは1万ウォン(1200円程度)で購入できるので、現地で使い捨てしても良さそう。
こちらは、中がボアで、安心の防水・撥水のさすがのブランドです。底も滑りにくい仕様。
|
すごく雪が降る日などに外出する予定はなかったので、私はこんな感じのアウトドア感が強くないデザインのものを履いていました。
どんなファッションでも馴染む可愛いデザインなので重宝しました。
|
こんなに寒いのに、ちょっとコンビニに行くくらいだと、現地の韓国の方には300円くらいの白黒スリッパを裸足で履いている人もいました。多分室内がすごく暑いからでしょうが…。寒がりの私には信じられない韓国の七不思議です…。
おわりに
韓国の寒さは桁違いです。さらに海沿いなど場所によってはさらに寒いです。
冬に韓国に行く場合は無理をしないで、体調を崩さないように気をつけてください。
屋内で楽しめる場所だと、地下街や、各地の博物館などもおすすめ。他にもデパート、ザヒョンデなどのショッピングモールだと、飲食も買い物も娯楽も中で済みますので、暖かい室内で楽しめますよ。
個人的には蚕室のロッテモール(ロッテワールドそば)のショッピングセンターがおすすめ。
イオンやららぽーとのような感じですがかなり広く、飲食・カフェ、買い物、ゲームセンターやVRアトラクションなどもあって1日中楽しめます。
それか、いっそのこと、美容クリニック巡りで、ほとんどの時間はダウンタイムで予約したホテルや部屋で暖かくゆっくり…食事も宅配!という楽しみ方もありかもしれませんね。PR↓
以上そんあじでした。
他にも韓国旅行や韓国留学情報を発信しています。
コメント
[…] […]