韓国で大学院まで行った私そんあじも、最初は韓国語初心者でした。
専門家ではありませんが、元学習者の一人として、自分がぶつかった壁や疑問をご紹介し、モヤモヤしている韓国語学習者さんの手助けになればと思います。
고と코は両方「コ?」
Q1.裕子さんをハングルで書くと「유우코さん」でしょうか、 「유우고さん」でしょうか?
韓国語の教科書によっては、カタカナ表記されていると、「고」も「코」もどちらも「コ」と表記されているから迷う方もいるのでは。
でもどちらかというと「고」はゴ、「코」はコに近いと感じます。
(もちろん外国語を日本語のカタカナのどれかに分類すること自体、別の言語なので不可能ですが…。)
「고」はどちらかというと明瞭なコでなく、濁った音、つまり「ゴ」に近いです。
一方「코」の方がしいて言えばカタカナの「コ」に近いです。
ですので유우고だと「ゆうご」さんになってしまいますので、裕子さんの場合は유우코と書きましょう。
※単語の頭の部分は濁って読まない規則があります。
ですので、例えばトモくんという名前の方は理論上は「도모くん」でOKなのですが、万が一、ドモくんという名前の人がいたら同じく「도모くん」と表記します。
ですので「토모くん」と書けばドモくんに間違えられることはないです。
가と카と까とは何で違うの?
Q2.가치を까치と書いてはダメなの?
カタカナで書けばどれも「カ」なのに何で違うの?と思う方もいらっしゃるはず。私もそうでした。
これは日本語で例えると「を」も「お」もどちらも発音は「O」なんだから、王様を「おおさま」と書く代わりに「ををさま」と書いてはダメなの?という質問と似たことです。なのでダメです。
そう、文字が違います。別の文字です。
たまたま発音が同じ(韓国語の場合は似ている)だけで、まったくの別の文字です。
「ををさま」と書けば「おおさま」とは別物の単語になってしまうのと同じで、韓国語も가치を까치と書いてしまっては別の言葉になってしまいます。
ちなみに가치(カチ)は価値という意味、까치(強いて書けば「ッカチ」)は鳥のカササギです。
ですのでカタカナで「カチ」と覚えてしまうと「가치だっけ、까치だっけ?카치だっけ?」となってしまうので、最初から韓国語は日本語の枠内で捉えることは不可能だと認識して、가なのか까なのかなどを覚えていきましょう。
同じく오と어もカタカナだと「オ」ですが、別の文字だと考えて単語を覚えていきましょう。
長音(伸ばす棒)は無いの?
ーという伸ばす棒は韓国語ではありません。一時期使っている時期もありましたが。
なので「マート」を韓国語で書くと마트(マトゥ)です。마ー트とは書きません。
例えばKPOPアイドルの悠太さんも유우타ではなく、유타と名乗っていますね。
유타だと「悠太くん」もだし、「ユタくん」がいたとしたら同じ表記になります。
もちろん유우타と書いてもいいのですが、日本語だと自然と「ゆーた」という発音になるところが、韓国語だと「ゆ・う・た」という感じになります。
日本語だと息を入れるのが「ゆー」「た」と2音ですが、韓国語でだと유우타と書くと「ゆ」「う」「た」と息を3回入れる呼び方で、なおかつ「う」は口を突き出す発音になる感じ。伝わりますでしょうか…
でも韓国語では伸ばす棒がないので、韓国人が유타を呼ぶと「ユタ」という発音に近いですね。
促音(小さいつなど)も無いの?
同じく小さい文字=促音「っ」なども韓国語にはありません。これを表現するにはパッチムです。
六本木は「롯폰기」と書き、ㅅの部分で日本語の促音(この場合は小さいつ)を表現しています。
もし勉強している方で「ㅃ」は日本語だと「っぷ(っp)」に近い発音なので「로뽄기」と書いても良いのでは?と思うかもしれませんが、これは韓国で日本語の表記の仕方が決まっており、そうは書かずにパッチムで表現するということになっています。発音的には「롯폰기」も「로뽄기」も六本木に近いですが、韓国で定められた正しい書き方だと「롯폰기」が正しいです。
おわりに
少し参考になりましたか?
他にも気が付いたら追記していこうと思います。
以上そんあじでした。その他韓国に関する記事を多数書いております。他の記事も読んでね。
カンナムオンニで韓国の皮膚管理や整形情報を集めましょう。日本語で読めますよ。
インストールはぜひこちらから↓pr
コメント