こんにちは、そんあじです。今回はソウルのバスの乗り方をご紹介します。
他の地域でも大体同じ流れですが、細かい点は異なる可能性があります。
地下鉄だけでなく韓国でバスに乗れるようになると、かなり行動範囲が広がります。最初は難しいですので本記事で予習してから乗ってみてください。
注意点①座る！つかむ！
乗り方の前に、韓国バスの注意点を説明しておきます。そうしないとケガをする可能性もあります。
まず、韓国のバスは荒いです。初めての場合は気合い入れて乗りましょう。
乗車して１秒後には発車します。乗車口のドアは走りながら閉めています。冗談ではありません。
しかも徐々に加速していくのでなく、一気にぐわんっ！と動きます。
乗って、運賃のカードをピッとしてから手すりに掴まろうとするような悠長なことをしているとケガします。本気です。
あとスピードが凄い。法定速度とは。
運転手さんの後ろに座った時、スピードメーターを見たら、バスでは見てはいけないような速度が表示されていたことも…。
その代わり、私のような遅刻魔はバスだと間に合ったりします。ある意味恐ろしいんですけどね。（特に市外バス）
注意点②運転手さんは平常運転。気にしないで。
日本のバスのように、乗客が着席するのを待ち、「動きます。ご注意ください」と車内アナウンスしてから動くなんてことはあり得ません。
運転手さんによってはラジオが結構な音量で流れています。韓国の運転手さんはもっと強くて「俺の、俺による、俺のバス！」っていう感じです。（市バスです。(笑)）
道が渋滞すると運転手さんが露骨にイライラし始め、前の車に悪態をつきます。心配しないで、これが平常運転です。
しかも韓国は車の割り込みが尋常でないので、そこに頭突っ込む？ってところに無理やり割り込む・割り込まれるのが通常。
バス目の前にも無理やり頭を突っ込まれるので、急ブレーキ、運転手さんのイライラが頂点になり、悪態をつきながら、パンパンパンブーーーー！！！！とクラクションを思いっきり鳴らして抗議します。
大丈夫、韓国人たちは誰も気にしてないです。これが平常です。
注意点③バスに乗るアピールを！
バスは番号で区別します。
バス停の多くは１種類のバスが通るのでなく、65番のバス、341番のバスというように一つのバス停を、複数のバスが通り過ぎます。
それでバス停を見つけて待っていますよね、やっと目当ての番号のバスが来た！・・・・通り過ぎます。
「え？乗り場が違うの⁉」と心配な方、合っています。
韓国のバスはですね、バス停に人が立っていても止まりません。もう一度言います。止まりません。
「複数のバスが通り過ぎるからお前が俺のバスに乗るかは分からんだろ！」ということなんでしょうけども。
これに乗るにはですね、あなたのバスに乗るよ！アピールを運転手さんに見えるようにすることです。
手を挙げる（タクシーかい、というツッコミを入れたい）、T-moneyという交通カードをあからさまにごそごそして出して乗るぞアピールなど。
バスがバス停に停車しようとした瞬間に、みんなバス入り口に向かって走り出します。すぐ乗らないとこのバスには乗らないんだなという認定されて置いてかれます。
あと日本はバス停の停車位置にしっかりとめてくれます。
しかし韓国の場合は、前が他のバスで混み合って本来の停車位置やバス停に停められないこともあります。その場合やむを得ず数M離れたところに停まります。（理解できる）そのやむを得ず停車した数M先でお客さんを乗せて、（ここも分かる）、
「前のバスがいなくなったら本来のバス停の停車位置にバスを進め、そこでもドアを開けて本来のバス停で待っていたお客さんを乗せる。」はずが！！走り去ります！！（？？？！分からない）
なので乗りたいなら、お目当てのバスを見つけた瞬間に手をあげて乗るアピールしながら、走ってバス入り口まで行って乗り込みます。
ちなみにアイコンタクトのみは不可です。何度もトライして何度置いて行かれたことか…（遠い目）
注意点④T-moneyを用意しておこう
運賃を現金で出すことは可能ですが、先ほどは言ったように運賃を出している間にも猛スピードで進んでいくこと、また現金を入れたら自動でおつりが出てくるわけではなくちょうどを自分で数えて入れるなどハードルが高いですので、タッチでのれるT-money(交通カード)を買っておくとよいです。
T-money(交通カード)はコンビニ・駅などで購入、チャージも可能で日本と同じです。
また残金が余ってしまっても、コンビニやお店などの支払いでも使えます。
乗るバスの番号を調べる
やっとバスの乗り方の説明に移ります。
まずNaver Mapをインストールします。日本語設定も出来ます。行先と目的地を入力します。
もし出ない場合は韓国語で入力すると出る場合も。
ちなみにGoogle Mapは韓国ではほぼ使い物になりません。起動するのですが地図上に何も情報が載っていないです。地図上の情報が軍事情報に繋がる可能性があるからとか？
検索すると何番バスなのか、何分後に来るのかなど分かりますのでバス停に向かいます。
バス停の島？
バス停は日本のように道路に沿って立っているのもありますし、繁華街や大きな交差点などでは横断歩道の真ん中にバス停の島？がある場合もあります。
このように横断歩道の安全帯？部分がバス乗り場になっている場合もあります。
何分後に来るかは、このようなバス停島やたくさんの路線が通るバス停などだと下の写真のような電光掲示板があり、341番：６分後などと表示されています。
電光掲示板の一番下の行の「곧 도착」（もうすぐ到着）に番号が表示されると、じきにバスが来るので乗る準備をしましょう。たぶん１個前のバス停を過ぎたら表示されるのかな？
電光掲示板がない小さいバス停の場合も、先ほどのネイバーマップに表示されています。
乗車します
このように入り口でまずT-moneyをかざします。音が鳴ります。
現金の場合は、ピッとする場所より前にある透明の募金箱？みたいな形の、アクリル板の箱に入れます。機械でなく普通の箱なので、おつりは出ません。
席を確保
スピードが出たり急発進するので出来るだけ座りましょう。ただし優先席は誰もいなくても空けておきます。
おすすめは出口から近い席。
詳しくは後述しますが、わりとすぐ出口を閉められるのでサッと降りられる場所であること。
また下車時にカードリーダーに Tmoneyをタッチしなければならないのですが、出口に近いと席を立つ前に、手を伸ばしてもうすぐ着く前にピッとしておけるからです。
降りるバス停を把握！
初心者の方はネイバーマップの現在地を更新して、もうすぐ着きそうかなどよく見ておきましょう。
バス停名が表示されるのは運転手さん隣の一番前の電光掲示板。日本と同じです。
よっぽどの観光地でないとバス停名を日本語や英語でのアナウンスはありません。
降りるバス停名は韓国語でどう書くのかは事前にチェックして、韓国語が読めなくても電光掲示板のハングルの形と見比べて降りてくださいね。
バスのアナウンスは、
「이번 정류장은○○입니다.」イボン ジョンニュジャヌン ○○イムニダ（今回の停留所は○○です）
と言います。
今回の、と言っていますが、これが次に止まるバス停で日本語でいうと「次は○○に停車いたします」と同じ意味です。
赤い停車ボタンがあるので押しましょう。停車ボタンもですね、押せない席っていうのがあるんですよ。
手の届く範囲に停車ボタンが無い席や場所というのが結構あります。そ
日本のバスはどの席や場所にいてもすぐに手が届く範囲に一つは押せる停車ボタンがあるように計算しつくされていることに初めて気が付きました。
下車準備はしっかりと
韓国人たちは降りるバス停の１個前くらいになると席を立って出口に移動します。
わりとすぐ出口を閉められます。
日本だと「安全のために完全に停車してから立ちましょう」がルールですし、韓国でもバスの中にはそう書いてある張り紙があります。でもみんな席を立っていますね。運転が荒いので気をつけてください。
席を立つのは危ないので、でも停車したらサッと降りられるように、カバンを手に持っておく・忘れ物が座席にないかなどは見ておきましょう。
万が一閉められても「ネリョヨ！！！！（降ります！）」と大声で言えば開けてくれます。
出口は市バスの場合は中央です。
降りる前に出口前にあるカード読み取り機にTmoneyをタッチします。カード読み取り機は出口の左右にある場合が多いです。
このピッというのは下車する際にすればOKなのですが、気の早い韓国人の一部の人は自分が下りる前のバス停を通り過ぎたらすでにピッとしています。理論的にはそれでOKです。
「そんな降りる際にピッと１秒する猶予や余裕もなく、事前にピッとしなきゃいけないのか？」と思われるでしょうが、
・・・・。
多くの人が下車するバス停や時間によってはそうですね…。出口が混み合い、もみくちゃになってピッとする前に押し出されたりしそうな雰囲気はありますね。
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乗り換えも可能
降りる時にピッとした情報（下車記録）がカードに残るので、20分？以内に次の公共交通機関に乗ると乗り換え扱いとなり、かなりの割引価格で乗り換えられます。乗り換え後の運賃が約数十円とか。
この場合の乗り換えとは、地下鉄→地下鉄や、地下鉄→バス、バス→地下鉄はもちろん、バス→バスも含めてすぐ後に公共交通機関に乗る場合のこと。
バスからバスに乗り換えるというのが日本ではあまり考えられませんが、韓国ではよく使います。
バス停にも乗換え駅のように複数のバス路線が通る主要バス停というのがあちこちに意図的に作られています。
例えば今乗っていた13番バスを降りて、全く同じ場所で待ち、3分後に来る175番バスに乗る、というようなことです。
（乗り換えしなくても下車時のカードタッチは必須です。）
下車が込み合ってる時の「すみませ～ん」は？
人が多くて降りられないとき、日本語だと「すみませ～ん」をExcurse meという意味で使います。
韓国語では「すみません」にあたる죄송합니다（チェソンハムニダ）は使いません。これは本当の謝罪時に使うので、下車時にドアの前でチェソンハムニダと言うのはおかしいです。
そんな時は「잠시만요」（チャムシマンニョ）と言います。日本語でいうと「ちょっといいですか」という感じです。バス車内に限らず、前の人にちょっと気付いてほしい、どいてほしい時などに使えます。
料金
基本的なバスだと、大人でも1200ウォン（約130円）くらいです。
詳しい料金は以下のサイトをご覧ください。ソウルバス-ソウル市内バス情報 | ソウル市
ソウルバスの好きなところ
愚痴も書いてしまったので、でも日本のバスより優れている点もあります。
①さっき言ったようにバスからバスの乗り換えが上手く出来るようにかなり考えられて作られています。地下鉄駅よりもバス停のほうが目的地の近くに行ける場合も多いですし、景色がみられるのでバスの方が好きです。
②ソウルの都会だとバスがガンガン来るのも好きです。乗り換えでも10分以上待たなくても数分でバスが来ます。
③wifiが使える。バスにフリーWi-Fiがあります。Wi-Fi番号は自分が乗っているバスの番号です。
公共Wi-Fiなので個人情報が流出しそうな検索等は避けていますが、安全性等については自己責任で。
動画なども気にせず観られて嬉しい。
④バスによっては充電器までついています。USBの挿す場所があります。これも公共のものなので安全性等については自己責任で。
おわりに
今回は市バスについてです。
高速バスや市外バスだと少し違います。
空港からの高速バスの乗り方については以下の記事をご参考に。
失敗も良い思い出になりますし、ある種のアトラクション⁉感覚でバスに挑戦してみるのもいいと思います。
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以上そんあじでした。
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