こんにちは、そんあじです。今回は塾大国の韓国でTOEIC対策塾に1か月ほど通った時の話をしようと思います。
◎韓国の塾文化
韓国の塾は학원と呼ばれ、その種類は多岐にわたります。小学生用の塾から大学生の公務員試験対策塾、パソコンのスキル塾など、とにかく勉強と資格があってこそ韓国で就職できるという厳しい超学歴社会の韓国ならではの文化です。
◎江南の塾に通う
韓国の中でも良い教育を受けるにはソウルに来る必要があると思っている韓国人たち。その中でも特にカンナムは言わずと知れた超エリート地域。塾もここにも密集しています。
韓国で塾に通う時に地元の塾に通うか、江南まで通うか最少は迷ったのですが授業料がそう変わらなかったので「どうせ通うなら韓国の一流の地域に行ってみよう」と思いました。さすがに韓国一のエリアですので講師も一流が集まってくるはず!!(韓国的な考えに染まった私…)
◎数ある塾の中でなぜYBMにしたの?
実は以前に〇ッカスというここも大手の塾に説明だけ聞きに行ったのですがカウンターの雰囲気も良くないのと、裏の方の道に校舎があったのでアクセスが良くないと個人的に感じて別のところを探していました。
実際は塾が多すぎて何が何だかよく分からないです(笑)
韓国のTOEICの予約サイトもそうですが、どうやらYBMが監修?しているよう。ならここにしようという感じで決めました。思ったより授業料も高くなかったので。
◎建物の雰囲気とアクセス
江南駅11番出口から出て徒歩3秒。4階から10階?くらいまでがYBMの塾の建物です。他の階は病院とかが入っていました。
TOEICの教室以外にもTOFEL,中国語、韓国語、日本語、アメリカ大学入学コース、通翻訳コース等とにかく語学に関する一通りのコースが用意されているようです。
殆んどの学生はTOEIC目当てに通ってくるのかなぁ…と思っていましたが自習室に行くと結構色々。白人の学生さんが韓国語勉強していたり、韓国の女の子たちが中国語、高校生のような子が留学準備コース、そして2人組で通翻訳の練習しているのを見たりしました。
◎カウンセリング
いつでも4階のメインカウンターに行くと赤い服を着た職員さんたちが丁寧に迎えてくれます。予約はせずに、ただふらっと「どのコースにするか迷っていて」と話すと相談に乗ってくれます。
さらにTOEICの先生は質問を受け付けるための時間にはカウンター前で待機しています。運よく先生の待機中の時間に行けば授業を実際に行う先生から授業の説明を聞いたり、相談に乗ったりしてもらえます。
◎私が選んだコースは?
TOEICのコースもかなり多様にあります。その中でも一番推していた「名品TOEIC」というコースにしました。3週間ほどで完成の短期コースもありました。
同じコース内でも点数によって何段階かに教室が分けられています。
週に3回にするか、週5回にするかで迷っていたのですが、キャンペーン中で授業料もそう変わらないこと、そして週3日コースは週5回コースに週3回だけ参加すると説明を受けました。
月曜と木曜にリスニング、火曜水曜にリーディング、金曜は模試という流れ。週3を選べばリスニング1回、リーディング1回、模試の3回みたいです。
なので一応週5回にしておいて、行けるときは行って行けない時はオンラインで無理ない範囲で受講することに決めました。
◎さすがオンラインOK
授業はオンラインでも視聴可能。youtubeにリアルタイムで限定公開されます。YBM会員のアプリから簡単に飛べます。しかし24時間か48時間以内に視聴不可になります。
しかしミスで動画が切れていたり再掲されるまで待たないといけないことなどもあったので、特に予定ない日は塾に足を運ぶ方がよさそう。
◎教材は?
初日は教材販売と説明もあるのでこの日は20人くらい集まりました。教材は手作り感あふれる教材。6冊で6000円ほどでした…
先生たち手作りなので印刷屋さんで製本した感じの本です。手作りなので多少のミスもあります。
しかし手作りには理由が。出題を分析して必要なこと、よく出るものを整理している先生たちの努力の結晶の本…この本を作るのに相当な分析や蓄積があると感じました。
内容も分析内容が変われば少しずつ変えているよう。そう思えば高くても仕方ないかな。
ちなみに「명품토익」コースでは単語帳、パート5の文法問題、リーディング授業で使う文法の教科書、模試(金曜にやる模試とは別物の宿題用の模試)、授業で使うリスニング問題集、パート6と7集めた問題集でした。
◎授業は?
大学生が多く学校の授業もあるのかオンラインで受けている子が多いようで実際に塾の教室で受ける学生は3人ほどでした。大学の夏休みの期間になると自習室が急に混みだしたので休暇の時は人が多いと予想されます。
リスニングは毎回問題をその場で解いて、先生が解説!教室に通う学生が今回少なかったので教室にいる学生が間違えた問題中心に解説してくれました。
解説しながら秘訣というか裏技的なのも交えて教えてくれます。
リーディングは文法の解説。教科書には問題も載っているので先生が解説してなぜそれが正解になるのか教えてくれます。こちらも長年の分析で集めた裏技も色々教えてくれます。(○○という単語の正解率が90%、分からなければこの単語をマークしておけ!)みたいな…
先生たちはきっぱりと「TOEICは資格勉強であって英語力の向上を目的とするのではない」と言っていました。
学生のうちに少しでも就職に有利になるように短期集中して点数だけパッと取りたいという人が通うもので、根本的な英語力底上げしたい方には向かないかも。
◎自習室利用可能
各階に自習スペースがあります。結構混んでいます。席の予約は不要。ただしスピーキングの練習で声を出して練習したい方の自習ブースは限られているので前日にカウンターで要予約だそう。
私は9階の展望ガラスの自習テーブルがお気に入りでした。江南の一等地から建物を見下ろして道路の車も街行く人も見降ろして…
◎宿題多すぎて無理
毎日単語帳の1セッション、パート5の問題30問ずつ、週に2回模試、週に2回パート6,7の問題1セット、毎週リスニング1回分が宿題でした。
実際はそれらの答え合わせとなぜ間違えたか復習、授業で聞き逃したところを聞きなおす、毎週金曜の模試の復習、さらに自分の学校の課題などもあるので無理でした。
普通に韓国人にも速いのではというスピードで授業が進むので毎回もう1回録画のを見直していました。
解答はカカオトークのグループチャットで貰うか、ネイバーのカフェのTOEIC班に加入してその掲示板から探してくるか。超韓国スタイルですよね。
全部やるのはさすがの韓国人でも無理だと思います。物理的に終わる量ではない気が…
何もない日は私も授業開始少し前の9時半から夜の7時半まで授業と昼ご飯40分程度以外は自習室にこもってやっていましたがそれでも無理。
特に宿題の進度を先生が確認することはありません。あまりに多いので自分のスコアを見せながら宿題の優先順位を先生と相談したりもしました。
◎まとめ
塾大国の韓国でしかも江南で塾に通う体験が出来て面白かったです。授業は月末の試験日の1日前に終わる仕組みです。
1か月でしたがメンタルが結構やられました。小学生の頃から塾に通い、このような韓国の激しい学歴至上主義、資格至上主義競争の中で暮らすのは大変そうだと感じました。
以上そんあじでした。
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