こんにちは、そんあじです。無事に大学院を修了しました。こちらに通う日本人はまだ少なく、私も情報収集が入学前に困難だったので少しでも参考になればと記事を書きます。
寮を建て替える話も出ているのでとりあえず2021年現在の寮の様子をお伝えします。
◎入寮の手続き
入寮の申し込みは半年に1回、各自行います。寮費の入金、入金のレシート提出、オンラインでの入寮申し込みです。
入学時だけは入学手続きと共に教務課の先生がやってくださった記憶が…
◎寮の位置
韓国学中央研究院の敷地内にある大学院の向かい、徒歩5分です。学食と売店の建物までも徒歩6分ほど。
そしてこちらの学校は、京畿道の高級住宅街の奥にあります。
そのため新村などのように、周りに大学街や学生用ワンルーム、コシテルはありません。あるのは映画『パラサイト』に出てくるような大豪邸と高級アパートのみ。
なのでほとんどの外国人学生は寮に住んでいます。
たまにソウル大やサダンの方で1人暮らしやルームシェアしている子もいますが、学校周辺は地下鉄も電車もなく、バスもソウルほど頻繁でないのでアクセスが悪く、授業や図書館などに来ないといけないので結局は寮に出戻りしてくる学生もいます。
私の知る限りでは、結婚して家庭がある方、または婚約者の家で住んでいる方、ソウルなどで仕事しながら通う博士課程の学生、授業はほとんど聞き終わっている修了生の学生くらいが1人暮らししているよう。中にはそうでない方も居ますが少数。
◎建物とルームメイト
1棟と2棟があります。1棟は2段ベットです。2棟は個別のベット。
どちらになるかは入学時は先生によってランダムで配置されるため選べません。学期が進むと毎学期の申請時期を機に、2棟に移ってくる学生もいます。
部屋は基本は2人部屋です。
1人部屋は教務課に申請した理由がある方、寮長、寮に住む教授のための部屋で、もし余っていれば申請した人のうち論文執筆をしないとならない学期の在学生が優先で抽選です。
修了生は4人部屋になることも。そんなに人がいないので4人部屋に3人というケースが多そう。
寮に限らず自習室の配置等、何かと、在学生（論文執筆時期が近い＞低い学年）＞＞＞修了生という優先順位です。
もちろん修了生は心理的や視線的に肩身が狭い、ということではなく修了生になると在学生よりは寮費が上がる。などのシステム的な区別が出るということです。
◎ 寮費は激安
半年ごとに申請です。1回申請で1学期分（つまり6か月）住めます。
寮費はなんと5万3千円ほど。 ガス水道光熱費も込みで 1か月1万円ほど。（もちろんエアコンやオンドル等の使用時間や温度の上限は教務課の管理）
1人部屋と修了生は半年で8万円ほどだった気がします。それでも安いですが。
◎ルームメイトは？
学期が変われば、申請して友達同士で同じ部屋に申請できます。
最初の入学時の教務課の配置ではおそらく同性の同じ国の人同士で組むようです。
数の問題で同じ国で組めなくなると、韓国人と組む外国人もいます。
私は入学時に寮にいる日本人たった1人だったので日本人ペアがおらず、相手はおそらくペアがいないトルコ人と組まれたようです。
2棟は男性は2階、3，4階は女性と階が分かれています。まったく男性は女性フロアに立ち入れないようになっているということはなく、行き来は自由です。
小さい学校ですし、特に寮に住む人同士は覚えようとしなくても顔見知りになります。
◎共用スペース（キッチン）
キッチンが各棟に１つずつ。学期ごとに利用料数百円払います。
キッチン管理の学生がそのお金で共用の食器洗剤、調味料を買ってくれます。
2棟はIHが6口。冷蔵庫も学期ごとに数百円払うと家庭用の大きい冷蔵庫を6人でシェアできるようにキッチン管理学生が配置してくれます。
いっても冷凍庫でいうとポケット1つ分、冷蔵庫は1段の半分だけです…
また希望して数百円払うと戸棚もレンタル？できます。乾物（そうめん、小麦粉、独自の調味料）エプロンなどを保存するのに使えます。
キッチンにはIH、電子レンジ、オーブン、油、しょうゆ、塩、砂糖、鍋や泡だて器、ボウル、まな板、包丁等の調理器具など基本的な調理に必要なものは揃っており、もちろん譲り合いながら使い放題です。
またキッチン担当の学生がやる気がある方だと必要最低限以外の物も置いてくれます。たとえばミキサーとか！
また机といすもたくさんあって食事もできます。寮の唯一のTVはここに！
◎共用スペース（洗濯、その他）
1棟には男女共用の家庭用の洗濯機4台、1回150円ほどの乾燥機1台。
2棟には男女別の家庭用の洗濯機4台ずつ。好きなところを使えばOK。
洗濯洗剤や柔軟剤は各自準備。みんなが洗濯したい夜には込み合っていることも。
その他、小さなジムやバスケットゴール、サッカー場？は自由に利用できます。多目的室もあり、そこではヨガサークルの人たちが夜に集まってヨガしていたり。
◎部屋（水回り）
1棟も2棟もシャワーとトイレは別。鏡に映っている茶色の扉の奥がトイレ。もちろん水洗ですがウォシュレットは無し。
洗面台もシャワーも右半分1人、左半分1人かごを用意して歯ブラシやせっけん等置いて使いました。
◎部屋の中
引っ越し当時なので散らかっています。1人の空間がこれくらい。椅子の背面が本棚です。もう1人のルームメイトの空間がこれと同じものが本棚を挟んであります。
写真の手前がさっきの水回りと玄関。
1人のスペースがこんな感じ。
水回りとメインの空間の間にクローゼットあります。この写真の上にも空間があるので季節が違うものは上に、着るものはハンガーに掛けて、引き出しには下着を入れました。
青いロープは引っ越したばかりで物干しざおがなかったころの写真なのでお気になさらず…
椅子の後ろの本棚の隣は扉付きの棚3段。私は食べ物の棚に。ルームメイトは化粧品や雑貨を保管していました。
ーーーーーー
寮に住む人とはプライベートは守りつつも、顔見知りで通りすがりにお喋りしたり、一緒にご飯を作ったり、おすそ分けしたり、要らないものを欲しいものを譲ったり、物々交換したり…とまるで古き良き昭和の寮みたいです（昭和時代の寮知りませんが笑）
よそに住む部屋があっても、寮費が安いのでとりあえず申請して、図書館に行くときや論文や課題で忙しい時の第2の家にしている人もいます。以上、そんあじでした。
コメント
はじめまして。
3月から娘が韓国学中央研究院に入学することになりました。
情報が少なくて、やっとそんあじさんのブログに辿り着きました。
心配でたまりません。
いろいろ教えていただきたいことがあります。
どうぞよろしくお願いいたします。
返信が遅れました。そうですよね、私の頃も全く情報が無くて心配でしたので記事を書きました。
とてもアットホームで優しく、少人数の学校ですので職員さんも教授もよく見てくださります。なのでとても心配されることはないかと！
何かあればお聞きください。
返信ありがとうございます。
見るのが遅くなってすみません。
今、検診やら何やら書類作成に追われています。
わからないことだらけです。
もしよろしければ詳しく教えていただいてもいいでしょうか。
コメント欄からでいいですか？
教えてください！
健康診断に麻薬に関する項目があり、私が受診したところではできないと言われ、またできるところでも2ヶ月以上時間がかかるとのことでせずに提出したところ、学校から必須なのでと連絡がありました。
入国する際、隔離期間もあり、どう考えても間に合いません。
そんあじさんは検査されましたか？
私の入学時には麻薬に関する項目の検査は不要でしたので経験がありません。
その旨を留学担当者に話して指示をあおいでください。担当者さんは大変優しく外国人への理解もあり、英語での対応も可能な方です。
私も入学前に家の日本の電話からかけたこともあり丁寧に対応してもらえます。
私への質問はサイト内の問い合わせ欄からだと多少はやく返信できるかもしれません。
すぐにお返事いただきありがとうございます。もう留学できないかもしれないと、半分諦めていたところです。
担当者の方にはメールしているのですが、いつも数日後にしかお返事がいただけません。
また、提出物を郵送してもコロナのせいでかなりの時間を要しています。
そんあじさんも忙しい中、私の質問に答えていただき申し訳ないですが、こんな状況で他に聞ける方がいなくてすみません。
サイト内の問い合わせはどこからしたらいいのかわかりませんでした。
メールではなく電話はどうですか？
日本の電話番号しかなくても、国際電話料金は多少かかるかもですが、かけることができます。
日本から韓国への国際電話のかけ方はインターネットで調べてください。
私のサイトの問い合わせ欄はメニューバーを押してただくと現れます。
また郵送等で様々遅れる件ですが、そのことも相談されたらよいかと。授業がオンラインなのか聞いてみてオンラインであれば多少入国時期が遅れても
問題ないと思います。大規模校のように入学式でしか友達ができないような雰囲気でもないですし、なおさら大学院ですしそんな雰囲気もありません。
コロナでオリエンテーション的なものもないと思います。
担当者はナヨン先生ですか？私もナヨン先生の仕事用のメールアドレスしか把握しておりません。
一番は教務課に電話してください。
健康診断の項目一つの不足で留学が取り消しになることはそうないと思いますし、何らかの措置を考えてくださるような優しい学校なので大丈夫だと思います。
まずは落ち着いて大学院の教務課に電話してくださいね。
[…] […]
[…] […]